どうも、Mです。
ドイツのプレミアム自動車メーカー「BMW」が手掛けるCセグメントカーである「1シリーズ」がついにそのベールを脱ぎました。
M’s reportでもBMW1シリーズ初となる「前輪駆動」を採用するとモデルということもあり、テスト車輌には注目していました。
新型BMW1シリーズテスト車輌
厳重なカモフラージュが施されていたものの、新型BMW1シリーズのデザインはなんとなくですが、うかがい知る事が出来ました。
と言え、やはりフルモデルチェンジという事もあり新鮮ですね。
今回は新しく生まれ変わった新型BMW1シリーズのエクステリアとインテリアを評価してみたいと思います。
新型BMW1シリーズのエクステリア
フロントビューです。
最新のBMWのデザイン言語であるシングルフレーム化されたキドニーグリルが確認できます。
M’s reportでは新型BMW1シリーズのテスト車輌から、昨今のBMWのデザインに見られるグリルとヘッドライトが繋がったデザインが採用されると予想していたのですが、思いっきり外れてしまいましたね。(笑)
このデザインはBMWのコンパクトSUVであるX1にも見られるデザインが採用されています。
個人的には、ライバルであるメルセデスベンツの新型Aクラスのフロントマスクの印象もちょっとあるような気がしますね。
ちょっと吊り目のヘッドライトって流行っているのでしょうね。
最新デザインのキドニーグリルはボンネットの方に折れ曲がる様に立体的に造形されているので、躍動感を感じる事ができます。
ボンネットの外側のプレスラインに沿ってデザインされたヘッドライトにより、ワイド感を演出しています。
ロアグリルをマットブラックに塗装して、まるでバンパーが浮いているようなデザインが採用されているのも面白いですね。
サイドビューです。
シンプルでありながら力強くプレスされたキャラクターラインが目を引きます。
また、リアドアパネルから一気に引き上げられたダイナミックラインからも躍動感を感じる事ができます。
最近のBMWではあまり派手なキャラクターラインなどを採用してなかっただけに、ちょっと意外ですが新鮮なサイドビューとなっています。
キャラクターラインもフロントからリアにかけてエッジが鋭くなっているのでスポーティな印象を受けます。
クォーターガラスにもBMW伝統のデザインだる「ホフマイスターキンク」が確認できます。
サイドビューを伸びやかに見せる為か、クォーターガラスのフレームはリアドアよりも少し後ろで仕上げられているようです。
確かにこうする事で、ルーフラインとサイドガラスが伸びやかになり、スタイリッシュな印象になっています。
リアビューです。
最小限のプレスラインに留められたリアビューはとてもシンプルです。
リアテールライトグラフィックはこれまでのBMWに採用されている「L」字ではなく、新しいデザインが採用されていますね。
このテールライトグラフィックが今後のBMW戦略において新しいデザインアイコンになるかもしれませんね。
サイドに張り出したサイドパネルが新型BMW1シリーズのシルエットをまるでスポーツカーのような印象に仕上げています。
Cセグメントカ―に良く見られる「ハッチバック感」というよりも、スポーティなステーションワゴンのようなリアビューに仕上がっていますね。
新型BMW1シリーズのインテリア
新型BMW1シリーズのインテリアです。
インテリアにももちろん最新のBMWデザイン言語が採用されています。
デジタル化されたメーター類をはじめ、高性能のインフォテイメントシステムもインストールされています。
新型BMW1シリーズでは初めて「前輪駆動」を採用したことにより、センターコンソールを低く出来た事が最大の特徴でしょう。
メルセデスベンツ「Aクラス」やアウディ「A3」といったライバル同様にセンタークラスターとコンソールの間に便利なストレージが設けられています。
正直「後輪駆動」は捨てがたいですが、只でさえコンパクトな車の室内を最大限活用する為には必要な事ですよね。
これによりライバルよりも室内が狭いと言われることが無くなったBMW1シリーズの躍進が始まることでしょう。
おそらくオプションの設定になると思われますが、インテリアパネルには光ファイバーを駆使したアンビエントライトによる演出が可能となっています。
好みの色に変える事により、その時々にあったインテリアの雰囲気を楽しむことが出来ます。
センターコンソールにはシフトセレクターを中心に、ナビゲーションコントローラーが設置されています。
最近の傾向として、ドイツ車でもタッチパネル式のインフォテイメントシステムが採用され始めているので、マイナーチェンジなどのタイミングでナビゲーションコントローラーは廃止されるかもしれませんね。
ちなみに、これまでずっと手動だったサイドブレーキは、やっと電子ブレーキにアップグレードされています。
まとめ
今回は新型BMW1シリーズのエクステリアとインテリアをご紹介しました。
やはり最新の車と言うのは面白いですね。
特にBMWにはキドニーグリル、4灯式のヘッドライト、ホフマイスターキンクなど無くす事の出来ないデザインアイコンが多く存在する為、デザイナーが大変だという話を聞いたことがあります。
新しいものにしなければいけないが、古いものも採用しなくてはならないという葛藤があるのです。
新型BMW1シリーズにおいても、伝統のキドニーグリルは最新のシングルフレームデザインとし、4灯式のヘッドライトは現代風にアレンジされています。
コンパクトカーらしいデザインを採用しつつ、BMWのDNAである「走る喜び」もしっかりと表現するために、ところどころにスポーティな要素が取り込まれていますね。
早くもイギリスでは5月28日より受注が開始され、最初の納車は9月を予定しているのだとか。
新型BMW1シリーズは思ったよりも早く日本にも導入されるかもしれませんね。
BMW1シリーズ初の「前輪駆動車」となる新型1シリーズのその後の動向に注目です。
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