どうも、Mです。
メルセデスベンツ日本は、コンパクトカー「Aクラスセダン」の日本での予約注文を開始したと発表しました。
「Aクラスセダン」はメルセデスベンツのエントリーモデルでハッチバックのボディスタイルを持つ「Aクラス」ベースのセダンです。
「Aクラス」としては初めてのセダンモデルとなります。(動画0:31)
車両価格はなんと334万円!
価格を抑えることで幅広いユーザー層への普及が予想されます。
今回はそんなメルセデスベンツ初となるコンパクトセダンである「Aクラスセダン」をご紹介します。
「Aクラスセダン」外装
フロントマスクは「Aクラス」の特徴でもある低いボンネットと、横長のヘッドライト、ラジエターグリルよりも長いロアグリル、外側に設けられたサイドエアベントによってワイド&ローを強調したデザインとなっています。
「Aクラス」べーすなのでフロントマスクだけではハッチバックなのかセダンなのかは正直判別は難しいでしょう。
全体的に「角」がないサーフェイス化されたボディラインによって、空気抵抗係数(Cd値)はクラス最高レベルの0.22を実現しています。
よって空気抵抗低減による燃費の向上、高速走行時の安定性、そして静粛性に貢献しています。
ちなみに、国民的ハイブリッドカー、トヨタ「プリウス」のCd値が0.24であることを踏まえると、ハイブリッドカーよりも空気抵抗の少ないボディを得ているということになります。
「Aクラスセダン」のヘッドライトユニットには片側だけで18個ものLEDが使用され、前走車や対向車を眩惑せずにより広い範囲を照射できる最新のシステムが備わっています。
サイドビューですが、リアにかけて緩やかに下がるメルセデスベンツ特有のラインが見て取れます。
そして、コンパクトセダンということもあって、他のメルセデスベンツのセダン車と比べるとトランクルームが短いことがわかります。
ショルダー部に走るキャラクターラインにも力強いプレスラインが採用されるなど、コンパクトセダンながらしっかりと印象付けるデザインが採用されているようです。
高さを低く抑えられたサイドガラスが採用されることで、まるでクーペのようなスタイリッシュな印象も受けますね。
リアビューですが、これまでのメルセデスベンツのセダン車とは全く違うデザインです。
メルセデスベンツのエンブレムが無ければどこのメーカーの車か分からないかもしれませんね。
ヘッドライト同様に横長なリアテールライトが採用されることで、リアから見てもワイド&ローを強調したデザインになっています。
トランクのエッジは美しいプレス加工によってリアスポイラーが形成されています。
リアバンパー下部にはシルバーメッキで横ラインを入れ、Cクラスでも採用されている横長のマフラーエンドを採用することでスポーティでラグジュアリーな印象に仕上がっています。
「Aクラスセダン」内装
「Aクラスセダン」の内装ですが、「Aクラス」と同じとなっています。
メルセデスベンツのインテリアデザインは飛躍的に向上していると個人的に思っています。
まるでメルセデスベンツのフラッグシップセダン「Sクラス」を彷彿とさせるデザインには値段の安いも高いもない、まぎれもないメルセデスベンツの上質な空間が広がっています。
水平基調でシンプルにまとめられたダッシュボードには、ジェットエンジンをイメージしたというエアベントが真ん中に3つ、外側にそれぞれ1個ずつ採用されています。
後席は40:20:40の分割可倒式が採用されていて使い勝手も良さそうです。
何より、私が所有するアウディA3スポーツバックにはない、リア席のアームレスとドリンクホルダーが採用されている点が非常に羨ましいですね。(笑)
インフォテイメントシステムの操作も、センターコンソールにあるコントローラーだけではく、直接ディスプレイを触って操作できるタッチパネルになっています。
エントリーモデルとはいえ、他社の追従を許さないデザインと装備を兼ね備えています。
「Aクラスセダン」スペックと価格
メルセデスベンツ注目のコンパクトセダン「Aクラス」のグレード別のスペックと価格をご紹介しましょう。
A180 セダン | A180 スタイル セダン | A250 MATIC セダン | |
駆動方式 | 前輪駆動(FF) | 前輪駆動(FF) | 四輪駆動(4WD) |
エンジンの種類 | 1.4ℓ4気筒ターボ | 1.4ℓ4気筒ターボ | 2.0ℓ4気筒ターボ |
トランスミッション | 7速DCT | 7速DCT | 7速DCT |
最高出力 | 136PS | 136PS | 224PS |
最大トルク | 200Nm | 200Nm | 350Nm |
燃料/タンク容量 | ハイオク/43ℓ | ハイオク/43ℓ | ハイオク/51ℓ |
全長 | 4549mm | 4549mm※ | 4549mm※ |
全幅 | 1796mm | 1796mm | 1796mm |
全高 | 1446mm | 1446mm※ | 1446mm※ |
ホイールベース | 2729mm | 2729mm | 2729mm |
車両価格(税10%) | 3,440,000円 | 3,860,000円 | 4,760,000円 |
※オプションのAMGライン装着車は全長が+7mm、全高が-21mmとなります。
全長は4600mm以下、全幅も1800mm以下と日本の道路事情を加味してもとても扱いやすい大きさとなっていますね。
全長は「5ナンバー」並みなのに、全幅は1700mm以上となるので「3ナンバー」となるのでちゃんと箔もつきます!
中でも驚きなのが車両価格です。
とにかくコストパフォーマンスが高いことこの上ありません。
これまでライバルであるアウディのA3シリーズが世界一コストパフォーマンスが高い車と評価されていましたが、一発で覆ってしまうと思います。
何しろ「Aクラス」には全車に「LEDヘッドライト」「バックカメラ」「10.2インチのインフォテイメントシステム」が標準装備されるのです。
インフォテイメントシステムはもちろん「ハイ、メルセデスベンツ」で会話が出来るAIを搭載する「MBUX」です。
メルセデスベンツ「Aクラスセダン」の競合車は、同じドイツ車で見るとアウディ「A3セダン」のみとなるのですが正直コスパで「A3」に勝ち目がなさそうです。
私自身がアウディA3スポーツバックのオーナーなのでよく分かります。
ちょっと嫉妬してしまうくらいメルセデスベンツ「Aクラスセダン」のパッケージングは良いと思います。
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まとめ
メルセデスベンツ「Aクラス」としては史上初となるセダン「Aクラスセダン」のご紹介をしました。
国産セダン車は世界進出のため巨大化しているのに対して、逆に輸入車がコンパクトなセダンのラインアップしているようですね。
しかも下手な国産車を買うよりコスパが良いという点がこれまでとは全く違うところではないでしょうか。
一昔前の輸入車と言えば、値段が高い割には国産車よりも装備が劣っていたりしたものです。
「利便性を我慢してステータスを買う」のが輸入車だったのですが、今やステータスと利便性の両方を手に入れつつあります。
まさにメルセデスベンツ「Aクラスセダン」はそれを決定付けるモデルとなるでしょう。
「Aクラスセダン」は7月22日から予約を受け付け、「A180」は2019年の年末頃、「A250」は2019年9月頃の納車を予定しています。
メルセデスベンツ「Aクラスセダン」はこれまでの輸入車の常識をぶち壊すダークフォースとなりそうですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。