ついにアウディから「Q3」の派生モデルとなる「Q3スポーツバック」が日本で発売されました。
「Q3スポーツバック」の最大の特徴は、まるでクーペのような低いルーフを持ったSUVモデルであることでしょう。
元々コンパクトSUVとして人気のある「Q3」をベースとしているだけにパッケージングにも優れているのも魅力ですね。
2017年7月に発表された2代目「Q3」は去年だけでも17万台売れているだけに、「Q3スポーツバック」にも注目が集まっています。
今回はそんな「Q3」の姉妹モデル「Q3スポーツバック」の車の営業マンがおすすめするグレードとオプションをお伝えします。。
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「Q3スポーツバック」のおすすめグレードは?
画像引用元:アウディ
アウディの新型SUV「Q3スポーツバック」のおすすめグレードは、1.5ℓターボのガソリンエンジンを搭載する「35 TFSI S line」です。
それではなぜ「35 TFSI S line」をおすすめするのか理由を述べます。
理由①:1.5ℓガソリンエンジンの静粛性と誠実さ
なぜ「1.5ℓのガソリンエンジン」をおすすめするのかと言うと、静粛性が高くアクセルワークに誠実でとても運転しやすいと感じたからです。
ディーラーの担当者のご厚意で、Q3の1.5ℓガソリンエンジンと2.0ℓディーゼルエンジンを乗り比べました。
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普通に考えれば、Q3/Q3スポーツバックの上位グレードとなる「2.0ℓディーゼルエンジン」と「quattro(アウディの四輪駆動システム)」を搭載する「35TDI quattro」の方が圧倒的に良いと思いますよね?
私もそうでした・・・・・・試乗するまでは!
まずディーゼルエンジンを搭載する「35 TDI quattro」は「ガラガラ」というディーゼルエンジン独特の音がとても気になりました。
発進時でも、アクセルを10~20%程踏み込まなければ車が進みません。
一方ガソリンエンジンを搭載する「35 TFSI」では、不快なエンジン音は皆無です。
さらに発進時もアクセルの踏み込みに忠実に反応してくれてとても乗りやすい印象を受けました。
以上の点から、「絶対に四輪駆動でなければならない」「絶対にディーゼルエンジンでなければならない」「毎日長距離運転する」などの理由を除いては、ガソリンエンジンの「35 TFSI」で十分という結論に達しました。
理由②:実はお得なS line
なぜ「S line」をおすすめするのかというと、やはり「クーペSUV」というデザインにはスポーティなテイストが盛り込まれている「S line」が良く似合います。
「35 TFSI」の「ベース」と「S line」の価格差は64万円と高額です。
しかし「S line」にすることで、以下の装備が追加されます。
S lineで追加される装備 | ||
S lineバンパー | 20スポーク7.0J×19アルミホイール | 235/50R19タイヤ |
スポーツシート(フロント) | ハーフレザーシート | レザードアアームレスト |
リア席アームレスト | ダークアルミパネル | S lineロゴドアトリム |
ブラックヘッドライニング | アドバンストキー | オプションカラー無償 |
クーペSUVのスタイリッシュなシルエットには19インチくらい大きなホイールが似合います。
ホールド性のよいスポーツシートをはじめ、リア席のアームレストやボタンスタートなどの快適装備も追加されます。
さらに、オプションの追加や価格も「S line」を選択することで優遇を受けるものもあります。
オプション | ベース | S line | 差額 |
ベーシックパッケージ | 44万円 | 26万円 | ▲18万円 |
パーシャルレザーシート | 16万円 | 6万円 | ▲10万円 |
パドルシフト付きステアリング | 3万円 | 標準装備 | ▲3万円 |
オプションカラー | 8万円 | 標準装備 | ▲8万円 |
パノラマサンルーフ | 設定不可 | 19万円 | ー |
プライバシーガラス | 設定不可 | 7万円 | ー |
B&Oサウンドシステム | 設定不可 | 13万円 | ー |
希望するオプションが多ければ多いほど、「ベース」よりも「S line」を選ぶ方が得策であると思います。
以上の理由からQ3スポーツバックのおすすめグレードは1.5ℓガソリンモデルの「35 TFSI S line」だと思います。
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「Q3スポーツバック 35 TFSI S line」おすすめオプションは?
画像引用元:アウディ
Q3スポーツバック「35 TFSI S line」のおすすめオプションをご紹介します。
ベーシックパッケージ:26万円
ベーシックパッケージの追加をおすすめします。
ベーシックパッケージの内容は以下の通りです。
ベーシックパッケージの内容(S line) | ||
シートヒーター(フロント) | 電動調整機能(フロント) | フラットボトムステアリング |
オートマチックテールゲート | アウディホールドアシスト | ランバーサポート(フロント) |
「シートヒーター」は、シートを温めてくれる冬場には絶対欲しい機能です。
「電動シート」は、ミリ単位のシート調整を行いもっとも快適なシートポジションを得る為に必要な機能です。
「オートマチックテールゲート」は、ハッチの開閉を電動で行えるだけではなく、開く高さを調整できるのでとても便利な機能です。
「アウディホールドアシスト」は、停車するとブレーキを固定してくれるので停車中にブレーキペダルを踏み続ける必要がないという便利な機能です。
「ランバーサポート」は、シートのホールド性を向上してくれる便利な機能と言えるでしょう。
「フラットボトムステアリング」は、ステアリングの下が直線的になっているデザインを取り入れたものになります。
「フラットボトムステアリング」に関しては、便利になるということはないですが、まるでスポーツカーのようなデザインを採用するとこで気持ちを上げてくれる効果はあると思います。
パッケージ化されているので、どれか一つでも必要な機能があれば「ベーシックパッケージ」を選ぶ必要があります。
個人的には、「ベーシックパッケージ」を選択することによって、まったく損はない内容になっていると思います。
アシスタンスパッケージ:12万円
安全性能が重視されている昨今の自動車事情を考えると、ぜひ追加したいオプションです。
アシスタンスパッケージの内容は以下の通りです。
アシスタンスパッケージ(全グレード共通) | |
アダプティブクルーズアシスト | エマージェンシーアシスト |
ハイビームアシスト | サイドアシスト |
「アダプティブクルーズアシスト」は、自動追従システムにより前走車との車間距離を一定に保ち走り続ける「アダプティブクルーズコントロール」と、車線の逸脱を感知して車線内を走行する「アクティブレーンアシスト」が統合されて機能です。
「エマージェンシーアシスト」は、ドライバーが運転を行っていないと認識すると「視覚」「聴覚」「触覚」に警告を発し、ドライバーが反応を示さない場合はハザードを点灯させそのまま自動停止を行うという新しい機能です。
「ハイビームアシスト」は、「時速60km/h以上の速度」&「街灯などのない暗い場所」を走行すると自動的ハイビームに切り替えるシステムです。
前走車や対向車をカメラで捉えると、すぐさまロービームに切り替えてくれる便利な機能です。
「サイドアシスト」は、左右後方に車やバイクなどの並走車を知らせてくれる便利な機能です。
この「アシスタンスパッケージ」はぜひ追加したオプションです。
プラスパッケージ:6万円
せっかくQ3スポーツバックを選ぶならぜひ検討しもらいたいオプションが「プラスパッケージ」です。
「プラスパッケージ」の内容は以下の通りです。
プラスパッケージ | |
パーシャルレザーシート | マルチカラーアンビエントライティング |
リアシートUSB | ー |
「パーシャルレザーシート」は、S lineのハーフレザースポーツシートを「パーシャル(人口革)」にするものです。
フルレザーシートになることで高級感が増します。
「マルチカラーアンビエントライティング」は、30色のインテリアライトを気分や雰囲気に応じて変えることができるオシャレ装置です。
「リアシートUSB」は、文字通りリア席にUSBジャックを配置するものです。
「プラスパッケージ」は絶対に必要なものではありませんが、6万円というコストパフォーマンスが魅力です。
できるなら選びたいオプションと言えます。
プライバシーガラス:7万円
「プライバシーガラス」は、ダークティントされたリアガラスにするためのオプションです。
リアガラスが黒くなることで見た目が引き締まり、Q3スポーツバックのクーペフォルムをより一層際立たせてくれます。
ガラス自体に色が入っているので、ガラスフィルムのように破けることも、経年劣化で剥がれることもありません。
ぜひおすすめしたいオプションです。
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まとめ
画像引用元:アウディ
新型クーペSUV「Q3スポーツバック」のおすすめのグレードとオプションをご紹介しました。
「Q3」も魅力的な車ですが、「Q3スポーツバック」は本当にクールという言葉がピッタリなSUVとなっています。
「Q3」よりも4.5cmも低い全高によって、筋肉質だったボディがより一層際立っています。
ルーフエッジに採用されたリアスポイラーがさらにスポーティな印象を与えてくれます。
クーペSUVはこれからのトレンドとなる最重要車種なので、各メーカーが力を注いでいるモデルです。
ただ市販モデルのルーフを低くすれば良いというものでもありません。
やはり、デザインとのバランスが物言う難しい車です。
コンパクトクーペSUVモデルである「Q3スポーツバック」はまさにその「難関」を突破した数少ない車の一つでしょう。
そんなクールなQ3スポーツバックをご検討のあなたのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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