どうも、Mです。
装甲車という一般人では一切なじみの無い車種に世界最速モデルが誕生しました。(笑)
ベース車輌はなんとアウディの4ドアクーペモデル「A7スポーツバック」の高性能モデルとなる「RS7」です。
アウディ「RS7」には、最高出力605PSと最大トルク750Nmを発生させる4.0ℓV8ツインターボエンジンが搭載されています。
0-100km/hの加速時間は3.7秒、最高速度は305km/h(リミッター制御)とまさにモンスターです。
世界最速の装甲車を手掛けたAddArmor社によると、この「RS7」はただの「RS7」ではないとのこと。
なんとアメリカに本社を置くチューニングメーカー「APR」手がけたチューンドカーです。
「Stage-1」「Stage-2」「Stage-3」の3段階の内、真ん中の「Stage-2」のシステムがインストールされています。
ボンネットの下に閉じ込められた猛獣のパワーは、最高出力771PS、最大トルクはなんと1085Nmにまで高められているというから驚きです!
0-100km/hに必要な時間はなんと2.9秒!
最高速度は323km/hに到達します!
装甲車でありながら、通常モデルよりも速いとは恐れ入りました!!
只でさえ規格外の車を徹底的に磨き上げるあたりが外国の会社らしいところですね。
今回はそんな世界最速の装甲車の驚きの装備と価格についてご紹介します。
世界最速の装甲車の装備
世界最速の装甲車の装備を紹介しましょう。
パトライト
装甲車といえば、命を狙われる危険のあり、且つ、その人を失う事で多大な損失が見込まれる要人が乗る車ですよね。
何かあった場合に一目散にその場を離れる事こそが最大の防御です。
パトカーと同じパトライトが装備されることによって、緊急車両と同じように走行する事が可能です。
防弾パネルとガラス
装甲車といえば、防弾使用の外装とガラスが採用されています。
その分、防御力と引き換えに重量も増してしまいます。
世界最速の装甲車である「RS7」には、弾道鋼鉄の10倍強いと言われているポリカーボネートを使用する事で、たった91kgの重量アップで防弾化に成功しています。
更に窓には、軽くて頑丈なポリカーボネートと防弾ガラスを何層も重ね合わせた「多層混合防弾ガラス」が採用されています。
マシンガンをはじめ、44マグナムの弾丸をも防ぐことが出来ます。
ランフラットタイヤ
いくら防御力が高くとも、動けなくなっては元も子もありません。
装甲車に採用されるのはパンクしても走行可能な「ランフラットタイヤ」です。
ランフラットタイヤの側面には硬い素材が使われていて、空気が無くなってもその形を崩すことなく、走り続ける事が出来ます。
ソニックサウンドキャノン
聞きなれない装置ですね。
音響装置によって120dBの音量と音波を発生させ、聴覚器官を攻撃するものです。
120dBを身近なもので表すと、近くで飛行機のエンジン音を聞いている程の騒音とのこと。
あまりの音量に耳を塞がずにはいられないほどでしょう。
また音波が人体に影響を及ぼし、無力化するといった効果があります。
催涙スプレー
車両には催涙スプレーが搭載されています。
「PEPPER SPRAY」と書かれたカバー付の噴射スイッチが確認できます。
唐辛子系のやつなので、目も喉もやられる感じですね。
電気ショック
ドアノブには電気ショックを与える事が出来る装置が付けられています。
不用意にドアを開けようとすると、「SHOCK」のボタンをポチッと押されてビリビリ攻撃が炸裂します。
下手すると失神するレベルの電気ショックかもしれません。
ブラインドライト
リアパネルには航空機にも採用されている明るさのライトが装備されています。
強烈な光量を発生させ、一時的に追撃者の目を眩ませることが出来ます。
煙幕
逃げる際に車に照準を絞らせないようにするための煙幕が搭載されています。
煙幕もセンターコンソールにあるボタンでコントロールを行います。
360°暗視カメラ
アウディ「RS7」の装甲車には360°を映す暗視カメラが装備されています。
どんな暗闇でも昼間のような視界を確保するとこができるので、万が一ヘッドライトにダメージを負っても夜間の走行も可能です。
ナイトビジョンは一部の高級車にも採用されている装備なので珍しくはありませんが、360°全方位というのはさすがですね。
高性能フィルターと防毒マスク
襲撃は銃だけとは限りません。
毒ガス対策も万全です。
エアコンには超高性能フィルターが取り付けられ、呼吸用の吸気を供給する防毒マスクとエアタンクが装備されています。
もし毒ガス攻撃を受けても、被害を最小限に抑えるようになっています。
世界最速の装甲車の価格
世界最速の装甲車の価格は、アウディ「RS7」の価格に加えて$205,000(約22,140,000円)が必要となります。
APRの「Stage-2」チューニングが施され、ポリカーボネートの外装と防弾ガラスにして、これだけの装備が付いて2200万円って実はお値打ち価格なんじゃないでしょうか?
まぁ、正直装甲車の相場なんて見当もつきませんが、命を守る為の投資と思えば格安な気がします。
この装甲車は残念ならが日本では購入する事は出来ないようですが、これだけ走行性能を犠牲にせず(むしろパワーアップ)、装甲車ならではの防御力を保有しているのには驚かされますね。
まとめ
世界最速の装甲車が発売されたニュースをご紹介しました。
ベース車輌にセダンではなく、4ドアクーペである「RS7」を選んでいるあたりがいいですね。
ビッグセダンやリムジンの装甲車では後部座席に乗りますが、この「RS7」はドライバーが要人であることを想定した装甲車ということでしょう。
プライベートでもより安全な生活を送る為の一台、それが装甲車仕様の「RS7」ですね。
経済力や権力を持っている人は、思いもよらないことで襲撃を受けたり、最悪の場合、命を狙われることもあります。
出来れば装甲車なんて必要ない生活を送れれば、それに越したことはないんですけどね。
日本では購入できませんが、もしアメリカに足を運ぶことがあれば是非見てみたい車の一つですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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