マツダ次世代新型「アイコニックSP」発売のためにロータリーエンジン開発チームを立ち上げる!

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マツダ次世代ロータリーEV「アイコニックSP」

マツダが次世代新型「MAZDA ICONIC SP(以下:アイコニックSP)」の市販化に向けた第一歩を踏み出そうとしています。

「アイコニックSP」は2023年10月に開催されたジャパンモビリティショーで披露されたコンパクトスポーツコンセプトです。

「アイコニックSP」は市販モデルとして披露されたわけではなく、あくまでマツダの次世代デザインを表現するコンセプトモデルとして発表されたものでした。

そんなコンセプトモデルだった「アイコニックSP」が本格的に市販モデルとして開発がスタートすることになったようです。

画像引用元:MAZDA NEWSROOM

目次

「アイコニックSP」を開発することになった理由は?

マツダ次世代ロータリーEV「アイコニックSP」

マツダがコンパクトスポーツコンセプトであった「アイコニックSP」を本気で開発することになった理由は、コンセプトモデルを見た人々からの「賛同」と「激励」の声だそうです。

マツダは「アイコニックSP」を2ローターのロータリーエンジンを発電機として使用する「ロータリーEV」というコンセプトカーとして公開しました。

この時点ではコンセプトカーの域を出ておらず、「将来的に楽しいロータリーEVがあったら良くないですか?」という投げかけだったのかもしれません。

しかしながら、「アイコニックSP」の反響はマツダの想定を大きく上回るものとなったようです。

多くのファンからの賛同と激励の声を受けて、マツダ代表取締役社長兼CEOの毛籠勝弘氏は2024年2月1日にロータリーエンジン開発チームの立ち上げを決定しました。

マツダの代名詞ともいえる「ロータリーエンジン」の開発部門は2018年に解散となっているので、約6年ぶりの再結成となります。

次世代ロータリーエンジンの開発チームには、その道のエキスパートが約30人ほど集められ、ロータリーエンジンの燃費や発電効率の向上などの研究を進めていく方針です。

ちなみに、すでにロータリーEVが搭載されている「MX-30」のパワートレインの開発には様々な部署から集められたエンジニアが行っています。

つまり、ロータリーエンジンの専門部署となるロータリーエンジン開発チームは一切関わっていないことになります。

新たに立ち上げられるロータリーエンジン開発チームが開発する次世代ロータリーエンジンに期待が膨らみます。

「アイコニックSP」のスペック

マツダ次世代ロータリーEV「アイコニックSP」

マツダが市販化に向けて開発をスタートさせようとしている次世代ロータリーEV「アイコニックSP」のスペックを紹介します。

次世代ロータリーEV「アイコニックSP」スペック
パワートレイン2ローター
ロータリーEV
燃料ガソリン
水素
最高出力370PS
最大トルク非公表
車両重量1450kg
PWR3.9kg/馬力
全長4180mm
全幅1850mm
全高1150mm
WB2590mm
重量配分前50:後50

次世代ロータリーEV「アイコニックSP」のスペックは「MAZDA NEWSROOM」にて公表されています。

「アイコニックSP」はまだコンセプトカーの域を出ていませんが、ある程度の想定の上で構成されています。

パワートレインは2基のロータリーエンジンを発電機としてモーターを駆動させる「ロータリーEV」を採用し、370PSの最高出力を発生するユニットです。

マツダによると、ガソリンだけでなく水素も燃料にできる拡張性の高いロータリーエンジンを採用する事でカーボンニュートラルな発電機を目指してるとのこと。

また、ロータリーエンジンにすることで低重心なプロポーションと理想的な重量配分が実現可能であると述べています。

マツダ代表取締役社長兼CEOの毛籠勝弘氏によると、「アイコニックSP」のパフォーマンスはポルシェ911相当のパフォーマンスを秘めていると語っています。

「アイコニックSP」の開発はまだスタートラインに立ったばかりですが、マツダが大勢のファンの声を受けて開発する次世代スポーツカーの発表に期待が膨らみます。

「アイコニックSP」の発売はいつ?

マツダ次世代ロータリーEV「アイコニックSP」

やはり気になるのは「アイコニックSP」の発売時期がいつになるのか?といういことですが、2026年以降まで待つ必要がありそうです。

一般的な自動車の開発期間は1~2年、新開発の技術を採用したモデルでは長いもので4~5年程度の開発期間が必要となります。

「アイコニックSP」にはすでに市販化されているロータリーEV技術がありますが、マツダが本気で取り組む次世代ロータリーEVのパワーユニットの開発にはもう少し時間がかかると予想されます。

なぜなら、約6年ぶりに再結成される「ロータリー開発チーム」が高効率&高出力のパワーユニットを一から開発するわけですから、時間が必要になります。

毛籠勝弘社長も「解決すべき技術的ハードルはまだまだ高い」と言っているので、開発は難航しそうです。

とはいえ、開発期間が長くなるとその分開発費も増えるためどんなに長くても3年程度の期間に収めたいと考えていると思います。

よって、「アイコニックSP」がもし市場投入されるのであれば発表は、早ければ2026年後半に行われると予想します。

「アイコニックSP」の開発は前途多難だと思いますが、マツダが本当に「アイコニックSP」を世に出していくれる事を願って待ちましょう。

ちなみに、「アイコニックSP」の市販化が正式に発表されるのであれば、ぜひ「RX-〇」というモデル名を引き継いでもらいたいと思います。

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この記事を書いた人

クルマ好きが高じて自動車業界に就職。国産ディーラーと高級輸入車ディーラーの営業マンとして15年以上従事し、合計1000台以上の新車・中古車の販売に携わりました。クルマが大好きな自動車営業マンが大好きな自動車に関するのお役立ち情報や最新モデルの情報を独自の観点から発信しています。

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