どうも、Mです。
またしても新型SUVが誕生しました。
2018年12月6日、ドイツの自動車メーカー「フォルクスワーゲン(VW)」から、同社としては最小となるSUV「Tクロス」が欧州で発売されました。
VW「ゴルフ」と並ぶ中核モデルで特に女性からの人気が高いコンパクトカー「ポロ」をベースとしたSUVということもあり、「Tクロス」も女性の支持を集めそうです。
コンパクトSUVと言えば、日本でその人気は留まるとこを知らず、日本車ではトヨタ「C-HR」、ホンダ「ヴェゼル」、マツダ「CX-3」、日産「ジューク」、そして輸入車ではアウディ「Q2」、BMW「X1」などがしのぎを削る激戦区です。
そんな激戦区に投入されるVWの新型コンパクトSUV「Tクロス」の全長はなんと4,108mm!
日本で最も売れているコンパクトSUVであるトヨタ「C-HR」の全長が4,360mmであることを踏まえると「Tクロス」がいかにコンパクトであることがわかります。
ちなみに、「C-HR」の全幅1,795mmに対して「Tクロス」の全幅は1,760mmなので幅も「C-HR」よりもコンパクトなSUVとなります。
まさに日本車よりも日本向きなサイズの「Tクロス」ですが、まだ日本での正式発表は行われていません。
と言うことで、今後日本でも人気が出るであろうVW「Tクロス」を「ドイツ本国のホームページ」と「海外自動車情報サイト」などの情報、そして「ディーラー営業マンの勘」を基に、日本発売時期、日本仕様、日本での販売価格を予想してみたいと思います。
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VW「Tクロス」の日本発売時期は?
早速本題である「Tクロス」はいつ日本で発売されるのかについて予想してみましょう。
「Tクロス」が欧州で発売開始されたのが2018年12月だったので、早ければその6ヶ月後となる2019年5月頃となる可能性があります。
「6ヶ月後」と言う根拠は、同じドイツの自動車メーカーである「メルセデスベンツ」と「BMW」は新型車発表から約6ヶ月で日本に導入していることが挙げられます。
つまり、VWも同様に欧州での発売開始から6ヶ月後に日本導入は可能という事になります。
事実、新型「ポロ」の場合でも2017年6月にワールドプレミアされ、その2ヶ月後の8月に欧州で発売開始し、そして約7ヶ月後の2019年3月に日本で発売が開始されています。
よって、「Tクロス」の日本発売は、欧州発売開始から約6ヶ月後です・・・・・と言いたいところなのですが、これはあくまでフルモデルチェンジの導入実績での話です。
「Tクロス」は「ポロ」ベースとはいえ、エンジン出力も高く、まったく異なるボディ形状が採用された車両なので、いくら欧州で走行可能でも日本の道路交通法に沿わなければ日本導入は叶いません。
日本導入にあたっては、メーカーで算出した「エンジン性能」や「燃費」に加え、「フォグライトの高さや色」「リフレクター(反射板)の高さ、場所、大きさ」「触媒の性能」などなど多岐に及ぶ検査項目をクリアしなければなりません。
それらをパスして「認定型式」「型式指定番号」「類別区分番号」が設定され、晴れて日本の道路を走ることが出来るわけです。
ということで、日本での認可取得と日本仕様のライン確保の時間を考慮した「Tクロス」の日本発売時期は、2019年12月頃と予想します。
ちょっと安全マージンを取った予想となってますが、どんな要因で日本導入が遅れるかわからないので少し遅い導入と思っていた方が良さそうです。
とは言え、日本の道路事情にぴったりのサイズ感が与えられた「Tクロス」の導入を急ぎたいのはメーカーでしょうから、比較的早い段階での日本導入が期待できるかもしれません。
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VW「Tクロス」の日本仕様と価格は?
それでは待望のコンパクトSUV「Tクロス」の日本仕様と価格を予想してみましょう。
まず欧州仕様の「Tクロス」のラインアップは
- Tクロス
- Tクロス Life
- Tクロス Style
という3タイプが用意されています。
パワートレインは1リッター直列3気筒ターボのガソリンエンジンが搭載されますが、「ポロ」に搭載されている95PS仕様とは異なり、115PSに高出力化されたエンジンになると予想されます。
日本仕様のトランスミッションですが、新型「ポロ」にも搭載されている7速のデュアルクラッチトランスミッション(DSG)となるでしょう。
欧州仕様では価格の安い5速マニュアルトランスミッションも用意されていいますが、日本ではほとんど需要が無いので導入はほぼ無いと思っていいでしょう。
ちなみに「Tクロス」のベースなっている「ポロ」の日本仕様のラインアップは
- Trendline
- Comfortline
- Highline
- R-line
となっているので、「Tクロス」もこのラインアップのようなネーミングになると仮定して話を勧めましょう。
「Tクロス」Trendline
「Tクロス」のエントリーモデルとなるTrendline(トレンドライン)の欧州での価格は17,975ユーロ(約2,228,900円)なのですが、日本仕様ではトランスミッションがDSGとなる為、20,900ユーロ(約2,591,600円)からとなるでしょう。
標準装備では、
- 「16インチのスチールホイールとホイールカバー」
- 「ラジオ」
- 「マニュアルエアコン」
- 「ハロゲンヘッドライト」
- 「衝突軽減自動ブレーキシステム」
- 「レーンアシスト」
- 「緊急通報システムeCall」
となっています。
日本仕様になるにあたり、
- 「ライティング(150ユーロ)」
- 「2スピーカー→6スピーカー(120ユーロ)」
- 「ドライブアシスト(70ユーロ)」
- 「ハイトアジャスター付シート(240ユーロ)」
が追加される可能性があります。
「ライティング」はドアの施錠解錠時にヘッドライトを点灯させるオプションのことなので、この仕様で日本に導入されるのは間違いないでしょう。
ちなみに「フォグライト(190ユーロ)」もオプションなのですが、日本仕様の標準装備で採用されるかどうか微妙なのであえて外しています。
「Tクロス」Trendlineの日本仕様の予想される販売価格は、20,900ユーロと追加オプションの480ユーロで21,380ユーロ(約2,651,120円)となります。
「Tクロス」のエントリモデルとして300万円を切る価格設定にしてくるのは間違いないと思います。
気になる点としては「ナビゲーションシステム(1,435ユーロ)」と「バックカメラ(280ユーロ)」がオプションになっていること。
合計すると1,715ユーロ(約212,660円)が追加オプションとなるので、エントリーモデルと言っても結局300万円を突破してしまいそうですね。
「Tクロス」Comfortline
おそらく一番の売れ筋になると予想される「Tクロス」Comfortlineの欧州価格は23,000ユーロ(約2,852,000円)からとなっています。
標準装備は
- 16インチアルミホイール
- 前後コーナーセンサー
- カラーインテリアパネル
- 空調?
- ルーフバー
となっています。
この「空調」というのはおそらく「活性炭エアクリーンフィルター」のことかと思いますが、違ってたらごめんなさい。
エントリーモデルとなる「Trendline」と見た目はそっくりですが、「アルミホイール」と「ルーフバー」の有無で見分けられると思います。
Comfortlineも日本仕様にするにあたり最低でも、
- 「ライティング(150ユーロ)」
- 「2スピーカー→6スピーカー(120ユーロ)」
- 「ドライブアシスト(70ユーロ)」
- 「ハイトアジャスター付シート(240ユーロ)」
を追加する必要があります。
よって、「Tクロス」Comfortlineの日本仕様の車両価格は、23,000ユーロと追加オプションの480ユーロを合計した23,480ユーロ(約2,911,520円)と予想されます。
ドイツからの輸送費を考えると確実に300万円は超えてくるでしょうね。
売れ筋のComfortlineでも「ナビゲーションシステム」「バックカメラ」はオプションとなるようですので、それなりの金額は覚悟しておいた方が良さそうですね。
「Tクロス」Highline
「Tクロス」の上級グレードとなるHighlineの欧州での価格は25,275ユーロ(約3,134,100円)からとなっています。
標準装備として
- 17インチアルミホイール
- LEDヘッドライト
- スポーツシート
- フォグライト
- アンビエントライト
- アルミルーフバー
- オートマチックデュアルエアコン
が装備されています。
Comfortlineと比べると「LEDヘッドライト」「フォグライト」「17インチアルミホイール」が加わり、見た目が豪華になりましたね。
Highlineの日本仕様では
- 「ライティング(150ユーロ)」
- 「2スピーカー→6スピーカー(120ユーロ)」
が追加で設定されると思われます。
ちなみに、「10.25インチのデジタルクラスター」は400ユーロ(約49,600円)のオプションとなります。
日本仕様の上位グレードとなるHighlineの車両価格は、25,275ユーロに追加オプション270ユーロを加えた25,545ユーロ(約3,167,580円)と予想されます。
さすがにHighlineになると決して安くはない価格になってきますね。
とは言え、内外装の見た目を気にする方にはHighlineがお勧めのグレードとなりそうです。
「Tクロス」R-line
最後は、見た目がスポーティな「R-line」です。
Highlineと比べても、ボディ同色であったり、アルミホイールが洒落たデザインになっていたりと、違いは一目瞭然ですね。
実は「R-line」ですが、本国ではグレードではなくオプションとして設定されています。
よって、日本仕様の「Tクロス」R-lineの予想は、HighlineにR-lineのオプションを装着したモデルを参考にしたいと思います。
まず、ベースとなるHighlineの欧州価格は、25,275ユーロ(約3,134,100円)でしたね。
そのHighlineにR-lineを装備すると
- R-lineパッケージ(1,590ユーロ)
- 18インチアルミホイール(595ユーロ)
- ラジオメディア(440ユーロ)
- 「2スピーカー→6スピーカー(120ユーロ)」
が必須オプションとして追加装備されます。
これに日本仕様では最低限あるであろうオプション
- 「ライティング(150ユーロ)」
を装備すると日本仕様が完成です。
「Tクロス」R-lineの日本仕様の予想価格は、25,275ユーロ、R-lineの2,745ユーロ、追加オプション150ユーロとなり、28,170ユーロ(約3,493,080円)となります。
VWと言えば「R-line」と言う方も多いのではないでしょうか?
人気のグレードなだけあって値段も結構張りますね。
本国仕様では「ナビゲーションシステム」と「バックカメラ」は相変わらずオプションとして設定されていますので、色々と装備すると400万円くらいになると思います。
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まとめ
VWが提案する注目の新型コンパクトSUVである「Tクロス」の日本仕様を予想してみました。
2018年12月に欧州での発売が開始されていますが、かなり好調な出だしの様ですね。
年々サイズアップしている自動車事情において、4.1mという全長のSUVは非常に有りがたいサイズではないでしょうか。
デザインやパッケージも重要ですが、そのサイズだけでも売れそうな気がします。
本サイトではVW「Tクロス」は2019年5月頃から日本で発売が開始されると予想していますが、あくまでも予想ですので「早ければ」という言葉を付け加えて考えてください。(笑)
とにかく、VWから「ポロ」「ゴルフ」に続く新たなヒット商品が生まれるかもしれません。
VWの新型コンパクトSUV「Tクロス」の日本発売が楽しみです。
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