VWは2025年までに世界最大の電気自動車メーカーになりテスラ越えを目指す!

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VW世界一のEVメーカーへ

ドイツの自動車メーカー最大手であるフォルクスワーゲン(以下:VW)は、VWが2025年までに世界最大の電気自動車(以下:EV)メーカーになるために加速すると明言しました。

2022年9月1日にVWの新たなCEOに就任したOliver Blume(オリバー・ブルーメ)氏は、「可能であればEVへの移行を加速させ、VWを世界最大のEVメーカーにする!」と言っています。

オリバー・ブルーム氏はポルシェのCEOも務める実力者であり、今回の人事でオリバー・ブルーム氏はVWグループのCEOとポルシェのCEOを兼務する形になります。

オリバー・ブルーム氏は、ポルシェの次世代燃料プロジェクトの一つである合成燃料の「e-燃料」を支持していた人物でもあります。

よって、合成燃料を支持している人にVWのEVプロジェクトが務まるのかという疑問の声もあるようです。

このことに対してオリバー・ブルーム氏は、「合成燃料は主にポルシェのトピック。VWのトピックはEVである。」と語っていることから、VWは合成燃料とは切り離して進めていく方針のようです。

【2022年最新】フォルクスワーゲン(VW)の新車納期の目途はどのくらい?

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2025年までにテスラを抜く!

VW世界一のEVメーカーへ画像引用元:carscoops

VWが掲げる「世界最大のEVメーカー」というの裏には、「テスラモーターズを抜く!」という野心があります。

テスラモーターズは言わずと知れたアメリカのEV自動車メーカーで、世界的な実業家であるイーロン・マスク氏がCEOと務める会社です。

イーロン・マスク氏は、映画「アイアンマン」の主人公であるトニー・スタークのモデルになったほか、初の民間宇宙ロケット会社である「スペースX」のCEOも務めるスーパー経営者です。

イーロン・マスク氏によると、2022年中にテスラモーターズは約150万台を生産する可能性について語っています。

正直、2025年までにVWがEVの台数においてテスラモーターズを超えることは難しいように思えますが・・・・。

VWの新CEOであるオリバー・ブルーム氏は、強敵テスラモーターズ超えに向けて段階的に準備を整えているようです。

ちなみに、VWの前CEOであるHerbert Diess(ヘルベルト・ディース)氏も一刻も早いEV化を提唱していたようですが、踏み込んだ戦略の改革や大幅なコスト削減など、急進的な変化を推し進めようとした結果、労働組合や主要な株主(ポルシェ一族等)の反感を買ってしまい退任に追い込まれたようですね。

まぁ、進め方の違いはあれど、EVへの移行はVWとしても最重要項目であることには変わりありません。

VWのEV戦略として、まずは北米の電気自動車生産のために71億ドル(約1兆円)を投資することを約束しています。

【2022年最新】テスラモーターズの新車納期の目途はどのくらい?

2022年のEV生産を80万台に!

VW世界一のEVメーカーへ画像引用元:carscoops

本格的なテスラモーターズ越えを狙うにあたり、VWが最初に目指す目標は、2022年中のEV生産台数80万台越えです。

正直、この数字が多いのか少ないのかはよく分かりませんが、具体的な数字を掲げているという事は、ある程度達成可能な数字なのでしょう。

ちなみに、電気自動車のリーダーであるテスラモーターズですが、2022年第一四半期(1~3月)に約30万台を生産したと発表しています。

この生産数を1年維持する事で2022年のテスラモーターズの生産台数は約120万台以上と推測できます。

先にも語りましたが、イーロン・マスク氏によると2022年のテスラモータズの生産台数は150万台を超える可能性があることがわかっています。

VWとしては、テスラモータズのまず半分に当たる約80万台を達成し、2025年までに150万台を超えるEV生産台数を確立する計画なのでしょう。

VWは「テスラモータズ越え」に向けて2025年までに10車種、2030年までには25車種の新たなEVモデルの投入を計画しています。

つまり、VWは多種多様なニーズに合わせた多彩なEVバリエーションを展開することで、テスラモーターズ越えを狙う計画のようです。

果たして、VWグループの資本力をフル活用してテスラモータズを抜き去り、世界一のEVメーカーになる事が出来るのか?

今後に期待しましょう。

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この記事を書いた人

クルマ好きが高じて自動車業界に就職。国産ディーラーと高級輸入車ディーラーの営業マンとして15年以上従事し、合計1000台以上の新車・中古車の販売に携わりました。クルマが大好きな自動車営業マンが大好きな自動車に関するのお役立ち情報や最新モデルの情報を独自の観点から発信しています。

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