アウディ「A4」は29年の歴史に終止符?次世代後継モデルは2026年以降に発表か?

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アウディA4エンブレム

アウディ「A4」がラインアップから消える?

アウディと共に成長し、アウディを代表するモデルでもある「A4」の歴史に終止符が打たれるかもしれません。

事の発端は、アウディのトップがモデル名称の再編成に伴い「A4」を「A5」に変更すると語ったことでした。

次期新型「A4」が「A5」へと名称変更されるのであれば、アウディ「A4」が誕生して29年という歴史(Audi「80」を含めると51年!)に終止符を打つことになります。

目次

アウディ「A4」29年の歴史に一旦終止符

アウディ歴代A4

画像引用元:Audi Monterey Peninsula

アウディ「A4」の歴史を簡単に振り返りましょう。

初代アウディ「A4」は、1972年に発売されたアウディ「80」の後継モデルとして1994年に誕生しました。

「A4」の名前の由来は、「Audi」の「A」(アルファベットの最初の文字ということで「物事の始まり」という意味もある)と「4気筒エンジン」の「4」を組み合わせたもの。

つまり、「A4」は「Audiの4気筒エンジンモデル」という意味があったようです。

2001年に2代目「A4」への進化へと進化を果たしたことで、これまで共有していたVW「パサート」のプラットフォームではなくアウディ専用に再構成されました。

新生「A4」では、最新プラットフォームによる室内と乗り心地の向上が図られました。

2005年に3代目「A4」からAudiのデザインアイコンとなっている「シングルフレームグリル」が初めて採用されました。

大幅なエクステリアとインテリアのデザイン変更が行われ、上位モデルである「S4」や「A6」のサスペンションが移植されるなどの改良が加えられています。

3代目「A4」の価格帯はメルセデスベンツ「Cクラス」やBMW「3シリーズ」よりも低価格に設定されていたため、まだあまり高級車というイメージはありませんでした。

2008年に4代目「A4」へとフルモデルチェンジを果たしたことで「A4」の存在感が飛躍的に強くなりました。

「シングルフレームグリル」はもちろんのこと、ヘッドライトにLEDを採用した先進性あふれるデザインが人気を博したことでも知られています。

アルミ鋼板を多用することで軽量化も図りつつ、前輪の配置を前方に移動させることでホイールベースを160mmも延長。

走行性能のみならず、居住性も大幅に向上させたことでメルセデスベンツとBMWに肩を並べるモデルへと急成長を果たしました。

2015年に現行モデルである5代目「A4」にフルモデルチェンジへの進化に伴い、運転支援システムなどのハイテクデバイスが搭載されています。

緊急ブレーキシステムや自動配光システム「マトリックスLEDヘッドライト」の採用をはじめ、輸入車では初となる通信機能を持たせたインフォテイメントシステムが搭載されました。

エッジの利いたエクステリアデザイン刷新されたボディサイズは若干拡大しつつも、4代目と比べてさらに120kgの軽量化が図られていました。

5代目「A4」の販売価格ですが、3代目「A4」とは逆転してメルセデスベンツ「Cクラス」とBMW「3シリーズ」よりも高額になっていたと記憶しています。

その為なのか、5代目「A4」はアウディの思惑通りに販売台数が伸びず、世界的にも苦戦を強いられている印象を受けました。

だからこそ6代目「A4」には期待していたのですが、どうやら次期新型「A4」の発表は無くなるようです。

「A4」が「A5」に名称変更されることで、アウディ「A4」29年の歴史に一旦終止符を打つことになります。

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「A4」後継モデルは2026年以降?

アウディA4後継機CG

画像引用元:TopElectricSUVが作成した「A4」後継モデルCG

アウディ「A4」後継モデルの発表は2026年以降と予想されます。

29年にもおよぶ「A4」の歴史に一旦幕を下ろすことになりますが、「A4」というモデルが完全消滅することは無いようです。

アウディの名称再編成計画によると、内燃機関エンジン(PHEVも含む)を搭載するモデルに「奇数」、電気自動車(BEV)モデルに「偶数」を冠することになっています。

つまり、エンジンモデルの「A4」は「A5」に、将来的に「A6」は「A7」へと名称変更される予定です。

名称変更はすでに始まっており、現在発表されているアウディのBEV「Q4 e-torn」や「Q8 e-tron」はその法則に倣っています。

現在開発が進められている新型EV「Q6 e-tron」と「A6e-tron」にも「偶数」が採用されていることから、「A4」の次期後継モデルは電気自動車(BEV)として発表されることは間違いなさそうです。

アウディは2026年以降発表する新型モデルは全て電気自動車(BEV)にすると公表しています。

現在開発が確認されているアウディの新型BEVは「Q6 e-tron」と「A6e-tron」に関しては、2026年までに発表される可能性が高いです。

しかしながら、「A4 e-tron」のプロトタイプは一切目撃されていないので、発表はまだ先の話になりそうです。

2022年からアウディ次期新型「A4」と思われるプロトタイプが目撃されていましたが、まさか「A5」になるとは誰も予想することはできなかったでしょう。

逆に「A4」から派生したクーペスタイルを持つ「A5」が無くなる可能性の方が噂されていたのですが、分からないものですね。

AudiのCEOが抜本的なモデル名称の変更計画を語っているので、現在開発が進められているICEを搭載する「アバント」と「スポーツバック」は「A5」になることが確実視されています。

それにより一旦アウディのラインアップから「A4」が無くなってしまいますが、近い将来に生まれ変わった新生「A4」が誕生すると思われます。

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この記事を書いた人

クルマ好きが高じて自動車業界に就職。国産ディーラーと高級輸入車ディーラーの営業マンとして15年以上従事し、合計1000台以上の新車・中古車の販売に携わりました。クルマが大好きな自動車営業マンが大好きな自動車に関するのお役立ち情報や最新モデルの情報を独自の観点から発信しています。

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