イタリアの自動車メーカーであるデ・トマソがサーキット専用のハイパーカー「P900」を世界初公開しました。
世界限定18台という超希少なハイパーカーのお値段はなんと248万ポンド(約4億1000万円~)です。
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デ・トマソ「P900」のパワートレイン
デ・トマソ「P900」に搭載されるパワートレインは、なんと12300rpmまで回る超高回転型の6.2ℓV型12気筒エンジンです。
最高出力は900馬力というハイパーカーに相応しいスペックとなっています。
スペックも驚きですが、最も驚くべきところは燃料です。
デ・トマソ「P900」はガソリン車ではなく、合成燃料(eフューエル)のみを使用した世界初のカーボンニュートラルV12エンジンなのです。
まさか900馬力のハイパーカーが環境に配慮したエコカーだったとは思いもしませんでした。
デ・トマソ「P900」のボディにはカーボンチューブが使用された結果、重量はわずか900kgと超軽量ボディを手に入れています。
900kgの車体に900馬力のエンジンにちなんで「P900」という名称とのこと。
ちなみに、「P900」のエンジンは、ドイツの自動車部品メーカーでレースにも精通している有名メーカーである「カプリコーン」によって構成された逸品です。
eフューエルを使用した6.2ℓV型12気筒エンジンは現在開発の真っただ中で、2024年まで開発される予定です。
2024年まで待てないというせっかちなオーナーさんには、1997年のベネトンB197 F1に由来するV10ガソリンエンジン(約750馬力)を搭載した「P900」を納車可能とのことです。
デ・トマソ「P900」は世界でたった18台販売されませんが、2022年12月2日時点ではまだ枠は残っているようですよ。
デ・トマソ「P900」の発売は2023年夏ごろを予定しています。
電気自動車ばかりが注目を集めていますが、デ・トマソ「P900」に搭載されたパワートレインのように、二酸化炭素を排出しない合成燃料などを使用したエンジンも必要だと思います。
特に電気自動車用の急速充電器の数が増えない日本のような環境においては、電気自動車よりも合成燃料のエンジンの方が向いているかもしれません。
トヨタが水素エンジンを開発していますが、どこか1社くらい合成燃料エンジンの車を発表してもらいたいものです。
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デ・トマソ「P900」画像
画像引用元&ソース:carscoops