どうも、Mです。
アウディのコンパクトSUVモデル「Q3」から派生したクーペモデルといえば「Q3スポーツバック」です。
「Q3スポーツバック」はまるでクーペのようなロールーフシルエットが世界中で話題となり、登場と同時に注目のSUVモデルの一台になりました。
その「Q3スポーツバック」についに高性能モデルである「RSQ3スポーツバック」が発表されました。
「RSQ3スポーツバック」は兄弟車である「RSQ3」をベースとしてはいますが、そのシルエットはまったく別の車と言っていいほど性格が異なるものとなっています。
丸みのある一般的なSUVシルエットを持つ「RSQ3」に対して、「RSQ3スポーツバック」はまるでデザイン画からそのまま飛び出してきたようなシャープなシルエットを持っています。
ルーフラインからテールゲートにかけて比較的直線的なラインが用いられている事から、「RSQ3スポーツバック」はグループ会社である高級スポーツカーメーカーのランボルギーニが手掛けるハイパフォーマンスSUV「ウルス」にちなんで、「ミニウルス」と称されているようです。
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今回はそんな新型「RSQ3スポーツバック」の「ミニウルス」と称されるエクステリアと驚異のスペックについてご紹介します。
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「RSQ3スポーツバック」エクステリア
「RSQ3スポーツバック」のエクステリアです。
まるでクーペのような美しい弧を描くルーフラインが見る者を驚かせます。
「RSQ3」と比べて45mmも低いルーフが採用されている「RSQ3スポーツバック」には厚みを抑えたサイドウィンドウが採用されています。
フロントマスクですが、「RSQ3」同様のエッジの効いた立体的なフロントバンパーが「RSQ3スポーツバック」をよりスポーティに演出しています。
「RS」を象徴するハニカムメッシュのラジエターグリルはより複雑で立体的なデザインが採用されたことで重厚感と力強さが増している様に感じます。
ちなみに、「RSQ3スポーツバック」のエンブレムは「RSQ3」になっているようですね。
前後のフェンダーは10mmずつフレア化された「ブリスターフェンダー」が採用されています。
さらに「RSQ3」とは違い、ドアには深くはっきりをしたプレスラインが採用されたことで、まるでアスリートの鍛え抜かれた筋肉を見ている様なシルエットになっています。
まさに「RSQ3スポーツバック」が「RSQ3」とは似て非なるものであることを物語っているようです。
「RSQ3スポーツバック」のリアビューです。
クオーターガラスのお尻が上に上げられていることによって、リアのブリスターフェンダーがより力強く、筋肉質に見えます。
「RSQ3」の丸みのあるリアビューとは異なり、フロントマスクと同じ立体的でエッジの効いたデザインが採用されています。
さらにフェンダーのエッジはそのままテールゲートのプレスラインへと繋がり、まるでクーペのトランクスポイラーのように上へと摘みあげられています。
リアバンパーには「RSQ3」には採用されていない「縦ラインのスリット」が採用されている事で、より複雑、且つ、スポーティな演出が加えられています。
「RS」を象徴する「大経口オーバルマフラー」と「大型リアディフューザー」も相まって、「RSQ3スポーツバック」という車のリアビューをより際立たせています。
「ミニウルス」と称される最大の理由がこのCピラーとテールゲートのデザインです。
幅のあるリアフェンダーと直線的で鋭利な角度で仕上げられたテールゲートはまさに美しいの一言です。
ルーフエッジには大型のスポイラーが、さらにテールゲートにもトランクスポイラーのようなエッジが採用されたことで今までにないクーペSUVのデザインになっています。
ライバルであるメルセデスベンツやBMWのクーペSUVはそのまんまクーペのような柔らかいラインが採用されているのに対して、「RSQ3スポーツバック」にはクーペフォルムでありながらSUVらしさを表現した直線的なラインが採用されています。
これがランボルギーニのSUV「ウルス」に共通するデザインとなっているように感じます。
「RSQ3スポーツバック」の足回りには、通常モデルよりさらに10mm低い「RSスポーツサスペンション」と「20インチアルミホイール」が標準装備されます。
オプションで「ダンピングコントロールサスペンション」や「セラミックディスクブレーキ」も用意される見通しです。
「ミニウルス」、誰が最初にそう呼んだのか分かりませんが、そう呼びたくなるのも頷けるほど洗練されたエクステリアが採用された「RSQ3スポーツバック」は本当に魅力的な車ですね。
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「RSQ3スポーツバック」インテリア
「RSQ3スポーツバック」のインテリアです。
さすがにインテリアも「RSQ3スポーツバック専用」というわけにはいかないようですね。
「RSQ3」にも採用されている10.1インチのインフォテイメントシステムを中心としたドライバーオリエンテッドなコクピットが採用されています。
アウディのデジタルクラスター「アウディバーチャルコックピット」は標準装備となり、「RS専用グラフィック」には「Gセンサー」や「パワーゲージ」を表示する事が可能です。
ステアリングホイールにはパンチングレザーが採用されていますが、オプションもしくは設定により、アルカンターラ社の高級スエードに変更可能となるでしょう。
最新の「RS」モデルには「RS MODE」というボタンがステアリングに採用されています。
「RS MODE」は「エンジン」「トランスミッション」「ステアリング」「サスペンション」「デフ」などの走行に直結するシステムの設定を「RS」らしいスポーティなものにする魔法のボタンです。
「RS1」と「RS2」の2モードがあり、「RS2」が最も攻撃的なセッティングになります。
シートにはヘッドレスト一体型のスポーツシートが採用され、「RS」モデルにのみ与えられる「RS」の打刻がシートに刻まれています。
ドアを開けた瞬間に目に飛び込んでくる、ダイヤモンドステッチが施されたシートの存在感は「RS」モデルならではの特別な光景です。
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「RSQ3スポーツバック」スペック
「RS」といえば、他の追従を許さない圧倒的な加速性能も必見です。
先代「RSQ3」にも採用され、エンジン・オブ・ザ・イヤーを連続受賞するなど、数々の輝かしい実績を誇る2.5ℓ直列5気筒ターボエンジンが「RSQ3スポーツバック」に搭載されます。
わずか2.5ℓエンジンが発生させる最高出力はなんと400PS!
1ℓ当り160PSという驚異的な高出力を発揮するパフォーマンスエンジンです。
さらに最大トルクに至っては480Nm!
4.8ℓV8の自然吸気エンジン並の大トルクを2000回転以下という低回転から瞬時に発生させるポテンシャルの高さには驚かされます。
「RSQ3スポーツバック」の駆動方式は、もちろんアウディの四輪駆動システム「quattro」。
メーカーの公表では0-100km/hをわずか4.1秒でこなしてしまう俊足とのこと。
このエンジンは「RS3」と「TTRS」にも搭載され、その実力は本物です。
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まとめ
アウディ待望のコンパクトクーペSUVである「Q3スポーツバック」の高性能モデル「RSQ3スポーツバック」をご紹介しました。
正直、「RSQ3」よりも45mm低いルーフラインが与えられた兄弟車という簡単なものではありませんでしたね。
確かに「RSQ3」の派生モデルですが、まったく違ったコンセプトを持った新しいSUV、それが「RSQ3スポーツバック」だと思います。
もちろんフロントマスクは共通ではありますが、アウターパネルのエッジやリアパネルなど「RSQ3」とは似て非なるデザインが採用されています。
直線的なプレスラインやデザインが有るかと思えば、ウィンドーシルエットには曲線を採用するなど、非常にこだわったデザインとなっていますね。
「RSQ3スポーツバック」だけではなく、「Q3スポーツバック」は世界で大成功を収めるアウディを代表する車の一つになるような気がします。
ランボルギーニの販売台数底上げに大いに貢献したSUVモデルが「ウルス」であったように、アウディもまた「Q3スポーツバック」で販売台数を伸ばすことになるかもしれません。
まさに「ミニウルス」、そんな「RSQ3スポーツバック」に期待しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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