イギリスの人気自動車系ユーチューブチャンネル「carwow」で面白い試みが行われました。
アウディの高性能モデルである「RSシリーズ」だけのドラッグレースです。
アウディ「RSシリーズ」最速モデルは何かを検証した今までありそうでなかった実験です。
2022年1月現在、アウディ「RSシリーズ」のラインアップは、「R8」「RS e-tron GT」「RS7」「RS6」「RS5」「RS4」「RS3」「RSQ8」「RSQ3」「TTRS」の10台です。
この10台の内、同じエンジンが搭載されている「RS7」「RS4」「RSQ3」「TTRS」は不参加です。
つまり、今回のレースへのエントリーは「R8」「RS e-tron GT」「RS6」「RS5スポーツバック」「RS3スポーツバック」「RSQ8」の6台によるドラッグレースとなります。
アウディ「RSシリーズ」最速モデルは何?ドラッグレース動画
早速イギリスの忖度なし自動車ユーチューブ「carwow」で行われたアウディ「RSシリーズ」最速モデルをかけたドラッグレースをご覧ください。
第一レースは完全停止からのドラッグレースです。
1回目のレースの勝者はなんとアウディの電気自動車「RS e-tron GT」でした!
しかし、自動車評論家で番組のホストであるマット・ワトソン氏が運転していた「R8」のローンチコントロールが上手く決まらず結果に不満とのことで泣きの一回が決定します。
泣きの一回がスタートし最初にゴールラインを切ったのは、またしても「RS e-tron GT」でした!
泣きの一回でも納得のいくスタートがきれなかったマット氏がやり直しを提案し3回目のレースに突入します。
泣いても笑っても最後のレースだからとマット氏は「R8」のローンチコントロールを使わずアクセルベタ踏みでスタートします。
3回目のレースの結果は以下の通りです。
順位 | 車名 | タイム |
1位 | RS e-tron GT | 11.1s |
2位 | RS6 | 11.3s |
3位 | RSQ8 | 11.6s |
3位 | R8 | 11.6s |
5位 | RS5スポーツバック | 11.7s |
6位 | RS3スポーツバック | 11.8s |
ゼロスタートのドラッグレースの勝者はアウディの電気自動車「RS e-tron GT」という結果になりました!
大本命「R8」はなんと3位という結果に終わっています。
やはり時代は電気自動車なのでしょうか?
次のレースは時速50マイル(約80km/h)からの加速するローリングレースです。
時速80km/hで横一線に並んで走行する6台が合図とともに一斉に加速します。
ローリングレースの勝者は、「R8」です!
アウディが誇るスーパースポーツカーが金星を勝ち取りました。
しかしながら、マット氏がレース中に失速した「RS5」が気になり、念のためもう一度ローリングレースをやることになります。
2回目のローリングレースの結果は以下の通りです。
順位 | 車名 |
1位 | R8 |
2位 | RS e-tron GT |
3位 | RSQ8 |
4位 | RS6 |
5位 | RS5スポーツバック |
6位 | RS3スポーツバック |
ローリングレースは時速80km/hから1マイル(約1.6km)を駆け抜けるレースでした。
ローリングレースでは2位に大差をつけて勝利を収めた「R8」のV10エンジンが本領発揮といった印象です。
「R8」のレーシングカーのようなエンジン音が最高です。
2位にはアウディの電気自動車「RS e-tron GT」が入賞しました。
確実に電気自動車の時代が近づいていること実感させられる結果です。
イギリスの人気自動車系ユーチューブチャンネル「carwow」で検証されたアウディ「RSシリーズ」最速モデルは何?をご紹介しました。
検証の結果は、ゼロスタートのドラッグレースでは「RS e-tron GT」、ローリングレースでは「R8」となりました。
番組の中で自動車評論家のマット・ワトソン氏が、以前「R8」のドラッグレースタイムを計ったときは10.7秒だったけどと疑問に思っていました。
もしその時のタイムが出ていれば「R8」の圧勝でしたね。
とにかく非常に興味深いレースでした!
アウディR8のスペック
画像引用元:アウディ
アウディのスーパースポーツカーにして唯一「RS」ではなく「R」のみを冠する最上位モデル、それが「R8」です。
「R8」という名は、ル・マン24時間レースで勝ち続けたレーシングカー「R18」に由来します。
「R8」のリアガラスからはリアミッドシップに搭載された5.2ℓV10自然吸気エンジンを見ることが出来ます。
8000回転以上回る高回転ユニットは唯一無二の存在です。
最高出力620馬力と580Nmの最大トルクによって、たった3.1秒で時速100km/hまで加速します。
「R8」の日本販売価格は、30,760,000円です。
アウディRS e-tron GTのスペック
画像引用元:アウディ
アウディが世界中から注目を集めた「RS e-tron GT」はポルシェ主導で開発されたJ1プラットフォームによる電気自動車です。
前後1基ずつモーターを搭載した四輪駆動モデルで、440kWと830Nmの高出力を発揮します。
「RS e-tronGT」の0-100km/h公式加速タイムは3.3秒というガソリン車も真っ青のスペックになっています。
「RS e-tron GT」の日本販売価格は17,990,000円です。
おっと、「R8」のほぼ半額で「R8」並みの加速力を得ることが出来るのであればちょっとお得な気がしてきました。
アウディRSQ8のスペック
画像引用元:アウディ
アウディの最速フラッグシップSUVモデルが「RSQ8」です。
クーペSUVフォルムを纏った「RSQ8」からは一般的なSUV感は感じられず、良くも悪くもアウディらしくないデザインが目を引く車です。
グループ会社であるランボルギーニのSUVモデル「ウルス」とは兄弟車となります。
「RSQ8」には、最高出力600馬力と800Nmの最大トルクを発生させる4.0ℓV8ツインターボガソリンエンジンが搭載されます。
「RSQ8」の0-100km/hの公式タイムは3.8秒です。
ちなみに「RS7」「RS6」にも同じエンジンが採用されています。
「RSQ8」の日本販売価格は、18,970,000円です。
兄弟車となるランボルギーニ「ウルス」の日本販売価格が3068万円~なので「RSQ8」ってお買い得な金額なのでは?
アウディRS6のスペック
画像引用元:アウディ
アウディ「RS6」はステーションワゴン最速と噂されるハイパフォーマンスモデルです。
通常モデルである「A6」と高性能モデルである「S6」とはフロントマスクを共有せず、兄弟車である「A7」「S7」「RS7」のフロントマスクを採用した珍しいモデルでもあります。
「RS6」に搭載されるパワートレインは、最高出力600馬力と800Nmの最大トルクを発生させる4.0ℓV8ツインターボガソリンエンジンです。
「RS6」の0-100km/hの加速タイムは、3.6秒とステーションワゴン最速の噂は伊達ではありません。
「RS6」の日本販売価格は、17,910,000円です。
アウディRS5スポーツバックのスペック
画像引用元:アウディ
アウディの4ドアクーペの金字塔と言えば「RS5スポーツバック」をおいて他はないでしょう。
「RS5シリーズ」は2ドアクーペの「RS5」と4ドアクーペの「RS5スポーツバック」の2タイプ存在します。
「RS5」に採用されているパワートレインは、最高出力450馬力と600Nmの最大トルクを発生させる2.9ℓV6ツインターボガソリンエンジンです。
2.9ℓV6ユニットは兄弟車である「RS4」にも採用されてますが、実はグループ会社であるポルシェの一部モデルにも採用されています。
「RS5スポーツバック」の日本販売価格は、13,680,000円です。
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アウディRS3のスペック
画像引用元:アウディ
アウディ「RSシリーズ」で最もコンパクト&安価なモデルが「RS3スポーツバック」です。
「RS3シリーズ」には「セダン」と「スポーツバック」の2タイプあります。
「RS3」に搭載されるパワートレインは、最高出力400馬力と500Nmの最大トルクを発生させる2.5ℓ直列5気筒ターボガソリンエンジンです。
このユニットは「RS3」の他にも「RSQ3」「TTRS」にも採用されています。
ちなみに「RS3」に搭載されているパワートレインは、9年連続で2.5ℓクラスのエンジンオブザイヤーに輝いている名機中の名機です。
「RS3」の日本販売価格は、7,990,000円と「RSシリーズ」の中ではお求めやすい価格設定になっています。
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