アウディは新たなクーペSUVモデルとして「Q5スポーツバック」を発表しました。
アウディQ5スポーツバックはアウディA4をベースとしている「Q5」から派生したモデルです。
2020年6月にマイナーチェンジが発表され、同年9月にクーペSUVモデルとなるQ5スポーツバックを追加しました。
まるでクーペのような低いルーフラインをもつアウディのSUVモデルは「Q8」「Q3スポーツバック」「e-tronスポーツバック」が発表されているので、Q5スポーツバックは4台目のクーペSUVとなります。
新型モデルとなるQ5スポーツバックですが、ドイツ本国では2021年初めの発売予定となっています。
今回はそんな日本でも注目を集めるモデルとなる新型クーペSUVQ5スポーツバックの日本発売価格を予想してみます。
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アウディQ5スポーツバックの日本発売価格はいくら?
アウディQ5スポーツバックの日本発売価格は、700万円以下で設定される可能性が高いと予想します。
その根拠は、2020年10月7日に日本でようやく導入されたアウディA4シリーズのマイナーチェンジにあります。
フルモデルチェンジ並みのビッグマイナーチェンジが行われているのですが、変わったのは見た目だけではなく価格もビッグマイナーチェンジしています。
エントリーモデルとなる「35TFSI」では44万円、アウディを代表する四輪駆動システムを搭載した「quattro」モデルに至っては66万円も安く設定されています。
エンジンには12Vマイルドハイブリッドシステムが採用されたほか、クワトロシステムは最新式、従来モデルの10倍の処理速度を誇るナビゲーションシステムも採用されるなど、しっかりと改良されています。
この様にマイナーチェンジにおいて物は良くなったとしても、必ずしも値上げしないという事例が生まれたわけです。
この背景にはライバル会社の同クラス同グレードの車両の価格と比べると、アウディが1割程高い傾向がありました。
おそらくライバル車との価格を合わせて競争力を高める目的があると思います。
その観点からいくと、新型クーペSUVであるQ5スポーツバックも同様のアプローチをとる可能性が十分あります。
メルセデスベンツ「GLCクーペ」やBMW「X4」はすでに市場に登場しています。
そんな中、「割高だけどアウディもクーペSUV出したよ~(^_-)-☆」とデビューさせても、すでに先手を打たれている市場のシェアを奪うことは難しいでしょう。
ということで、Q5のマイナーチェンジを機に、705万円だったガソリンモデルの価格をA4と同じように仮に60万円ダウンさせることが出来れば645万円になります。
そして「Q3シリーズ」「A3シリーズ」「A4シリーズ」の「スポーツバック」「セダン」「アバント」のボディタイプの価格差を20万円と仮定すると、新型Q5スポーツバックの日本発売価格は645万円+20万円の665万円と推測することができます。
これで新型Q5スポーツバックは700万円以下で発売されるという仮説の信憑性が増したのはないでしょうか?
この答えはメーカーだけが握っています。(笑)
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アウディQ5スポーツバックの魅力とは?
アウディQ5スポーツバックのここが面白い!魅力的!と思ったポイントをご紹介します。
何と言ってもスタイリッシュなルーフライン
アウディQ5スポーツバックの魅力を伝えるうえでまず最初にここを押さえたいところです。
バックドア付近からなだらかな弧を描くように絞り込まれるルーフラインとエッジの効いたリアスポイラーが何とも優美な印象を与えてくれます。
テールゲートエッジにもスポイラーのようなデザインが採用されていることでとてもシャープで繊細なイメージとなっています。
CピラーにあるクォーターガラスもQ5に採用されていた「台形」デザインではなく、後ろに跳ね上がるような「三角形」のデザインに変更したことで、より一層ルーフの低さを演出しているように感じます。
SUV人気が続いていると言っても、デザインこそ違えどどのメーカーも似たり寄ったりのフォルムです。
そんな中に、クーペというSUVとは真逆に位置する車のデザインを加えることで、新鮮なデザインとなっています。
今や道路に石を投げればほぼSUVに当たると思えるほど、街はSUVだらけです。
だからこそ今までなかった新しいデザインのSUVが注目を集めることでしょう。
世界初のギミック満載のテールライトグラフィック
Q5スポーツバックにはとても魅力的というかユニークなテールライトグラフィックが採用されています。
Q5スポーツバックのテールライトグラフィックは3種類あるのです。
このグラフィックはグレードなどで差別化されているのではなく、いつでも簡単に変更することが可能です。
このユニークなグラフィックはOLED(有機LE)パネルの採用によって実現しました。
OLEDの特徴は、薄く軽量であるにも関わらず、低輝度ディスプレイのように面で発光する点が挙げられます。
簡単に例えると小型ディスプレイが発光しているイメージです。
気分や好みよって変更できるテールライトグラフィックって今までありませんでした。
さらに車両の後方2m以内に車が接近した場合は、OLEDが全面を点灯させて後方の車に注意喚起するシステムとなっています。
非常にユニークなシステムですが、日本に導入できるかは微妙なところです。
と言うのも、アウディのフラッグシップモデル「A8」「Q8」や、ハイエンドモデル「A7」「A6」で採用されていたアニメーション機能が認可に引っかかってしまったからです。
ということで、正式に認可取得するまで使用できなくなっています。
もし改良新型Q5シリーズの日本導入までに、このアニメーション機能が認可取得できれば導入の可能性があります。
計算能力が10倍増し!最新のインフォテインメントシステム
Q5スポーツバック、というよりQ5のマイナーチェンジによってインフォテインメントシステムが進化しました。
ダッシュボードの中心に設置された10.1インチタッチパネルディスプレイを採用した最新のシステムです。
これまでシフトセレクターの前方に配置されたコントローラーで操作していたのですが、スマホやタブレットのように直感的に操作できるようになっています。
さらに処理速度が従来の10倍と飛躍的な向上したシステムの搭載により、音声対話システムの導入に成功しています。
「ヘイ、アウディ」という声をきっかけに始動する音声対話システムは単なる音声操作とは違います。
音声操作は「目的地入力」「電話帳」「エアコン28℃」などのコマンドを発声することでシステムを進めて行く必要がありました。
一方音声対話システムは、「ちょっと熱い」や「お腹空いた」などの発声から、システムがドライバーが要求しているものを考え、最適な答えを返答する、もしくは実行するシステムです。
アウディの営業さんに聞いた話ですが、最新のインフォテインメントシステムが搭載されていれば、「ヘイ、アウディ!ちょっと寒い!」という言葉に対して、エアコンの設定温度を2℃上げてくれるそうです。
しかもそれだけではなく、なんとシートヒーター装備車であればシートヒーターもオンにしてくれるそうです。
イメージで言うとアイフォンの「Siri」や、アンドロイドの「OK、Google」のような音声対話システムです。
アウディのインフォテイメントシステム開発者によると、GoogleのAlexaの機能を導入すると発表しています。
日本仕様に導入されるかは分かりませんが、せひ便利な機能であれば搭載してもらいたいものです。
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画像引用元:carscoops