どうも、Mです。
イギリスを代表する自動車メーカーの一つである「ジャガーランドローバー」が、車の常識を変える画期的且つ革命的なヘッドアップディスプレイの開発に着手していることが分かりました。
ヘッドアップディスプレイとは、フロントガラスなどを使用しドライバーの視界に直接情報を映し出す手法のことです。
この技術は軍事航空分野において開発されましたが、今では戦闘機だけではなく様々な分野にも応用されている技術です。
イギリスの老舗自動車メーカー「ジャガーランドローバー」はこのヘッドアップディスプレイに目を付け、これまで誰も成し得なかった革新的なシステムを開発しようとしています。
それが「3Dヘッドアップディスプレイ」です。
もしこの「3Dヘッドアップディスプレイ」の開発に成功すれば、その影響は自動車業界だけに留まらず、世界中のディスプレイに革命がおこると言っても過言ではないでしょう。
今回はそんな「ジャガーランドローバー」が開発に着手した世界を変えるハイテク装置になるかもしれない「3Dヘッドアップディスプレイ」と、その装置の可能性についてご紹介したいと思います。
「3Dヘッドアップディスプレイ」とは
「ジャガーランドローバー」が開発している「3Dヘッドアップディスプレイ」は、車線逸脱や危険検出を含む安全警告をフロントガラスに投影するシステムです。
必要に応じてナビゲーションの方向も提供することで、ドライバーの視線移動を最小限に抑える効果も期待されています。
さらにこのシステムの革新的なところは、車前方の奥行きを認知し、コンピューターによる拡張現実を用いてフロントガラスに画像をレイアウトすることです。
つまり、ドライバーがフロントガラスに越しに見ている現実世界に、デジタル映像を投影して重ねることというものです。
画像のように、道路の車線の上にデジタル画像が重なり車線の位置や車線逸脱の注意喚起などを行ったり、道路上に直接ナビゲーションの方向指示も投影できるというわけです。
ゲームの世界やSF映画などで見たことはあっても、このシステムを現実世界で開発、実用するには相当苦労すると思います。
この研究には名門ケンブリッジ大学の先端光電子工学センター(CAPE)も共同で当たっています。
まだ研究段階ですが、この技術が完成すれば社会に大きな影響を与え、企業のビジネス価値をさらに高めるチャンスになると開発に意欲を燃やしています。
とにかく、この「3Dヘッドアップディスプレイ」が完成すれば、車のヘッドアップディスプレイの常識を覆す大発明になるでしょう。
「3Dヘッドアップディスプレイ」の可能性
もしこの「3Dヘッドアップディスプレイ」の開発に成功すれば、その使い道は車だけに限ったことではありません。
「ジャガーランドローバー」はこの技術をさらに進化させれば、将来的に専用のスクリーンやシャッターグラスを必要としない「3Dスクリーン」の開発の可能性も視野に入れています。
近い将来、もしかするとナビゲーションで大迫力の3D映画を楽しむことのできる世界になっているかもしれません。
もちろん、それだけではありません。
「3Dヘッドアップディスプレイ」の完成によって、夜間走行や悪天候による視界不良時などにフロントガラスに車線や障害物を表示できれば、ドライバーの負担も随分軽くなるはずです。
また、ナビゲーションなどの直視によるわき見運転事故も大幅に軽減できると考えられます。
そして最大の可能性は、自動運転の最高クラスである「レベル5」の開発に大きく貢献できるという点です。
「3Dヘッドアップディスプレイ」に採用される正確に道路や車線、そして前方の奥行きを知覚できるシステムが完成すれば、それ応用することで「レベル4」よりも安全な自動運転システムを構築することが出来るはずです。
完全無人で目的地まで到着することができるという「レベル5」の実用化は近いかもしれません。
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まとめ
「ジャガーランドローバー」が開発中の革新的なシステム「3Dヘッドアップディスプレイ」をご紹介しました。
「現実は小説よりも奇なり」という名言があるように、人が想像できるものって作れるんだなぁと実感しました。
もちろん現在開発中なのでまだ完成はしていませんが、時間の問題かと思います。
かの発明王トーマス・エジソンの言葉のように「1%ひらめきと99%の努力」で完成させて欲しいと思います。
世界を変えるハイテク装置になるかもしれない「3Dヘッドアップディスプレイ」の完成に期待しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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