どうも、Mです。
アウディ「A4」の高性能モデルである「S4」ですが、マイナーチェンジを機にパワートレインをディーゼルエンジンのみにするという発表がありました。
これにより、これまでのガソリンエンジン「S4」が終わってしまったという報道がなされましたが、「carscoops.com」によるとアウディはガソリンエンジンモデルも追加すると伝えています。
アウディは欧州で施行される新しい排ガス規制に対応するため、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した高性能ディーゼルエンジンのみとするのは事実です。
しかし、アメリカなどの特定市場の為に従来通りの3.0ℓV6ターボのガソリンエンジンの生産も続ける見込みです。
と言うことは、日本でも導入実績がない高性能ディーゼルエンジンではなく、実績のあるガソリンエンジンを搭載した新型「S4」が発売される可能性が高くなってきました。
一部では日本は高性能ディーゼルエンジンにあまり寛大ではないの「S4」が日本に導入されなくなるのではないかという声が聞かれていましたが、このガソリンエンジンモデルの追加で先行きが明るくなったのではないでしょうか。
アウディ新型「S4」パワートレイン
新型「S4」に搭載されるガソリンエンジンは従来のものと同じになりそうです。
3.0ℓV6ターボエンジンで、最高出力354PSと最大トルク500Nmを発生させる高性能ガソリンユニットです。
0-100km/hのタイムは4.7秒という俊足。
アウディ「S4」に搭載されているガソリンエンジンはとにかく胸のすくような快音が印象的でした。
とてもレーシーなエンジン音はスピードを出していなくても満足するレベルのものです。
アウディ「S4」試乗
ですので、「S4」のパワートレインはガソリンからディーゼル変更され、今後ディーゼルエンジンのみになると発表されたときはちょっと残念な気持ちになりました。
もちろん3.0ℓV6ターボのディーゼルエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した次世代パワーユニットはとても優秀なスペックです。
最高出力347PS、最大トルクはなんと700Nm!
7.0ℓのガソリンエンジンに匹敵する大トルクを発生させることが出来ます。
時速100kmまでの加速は4.8秒と十分なスペックを誇ります。
とは言え、ガソリンエンジンならではの高回転域から発生する馬力と伸び、そしてあの快音が無くなると思うとやはり残念ですね。
しかも日本に導入実績のない新型の高性能ディーゼルエンジンが果たして日本での認可を取得できるのかという疑問もありました。
もしかすると新型「S4」は日本に導入されなくなってしまうのかという一抹の不安もありましたが、ガソリンエンジンが追加されることで日本に導入への期待は一気に高まったことは間違いありませんね。
ドイツ本国のホームページではディーゼルエンジンのみのラインアップですが、アメリカではガソリンエンジンとディーゼルエンジンが選べるようです。
日本でもディーゼルエンジンの認可を取得し、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンから選べるようになればベストですね。
まとめ
新型「S4」にガソリンエンジンが追加される見込みという情報をお伝えしました。
2017年にアメリカで発覚したフォルクスワーゲングループによるディーゼルエンジンの排ガス不正問題を受け、VWをはじめ、アウディのディーゼルエンジンもあまり印象が良くありません。
ディーゼルエンジンの日本導入においても消極的というか、特に厳しく検査されている為か中々ディーゼルエンジンモデルのラインアップが充実していないのは明確です。
そんな中、347PSと900Nmという高出力高トルクを発生するディーゼルエンジンが簡単に認可を取得できるとは思えませんでした。
導入できたとしてもかなりの時間を要することは想像に難くなかったです。
そんなわけで、ここにきてガソリンエンジンが追加されるという情報は「S4」ファンにとっては朗報となります。
今のところアメリカでガソリンエンジンが追加されることが確定しているようです。
日本ではまだフェイスリフトされた改良新型「A4」の発表もまだなので、正式な発表はまだまだ先になりそうです。
しかし、ディーゼルエンジンのみよりも格段に日本導入の可能性が高くなったことは間違いありません。
新型「S4」の日本導入に期待しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。