アウディが2024年に発表を予定している次世代EV「A6e-tron」の高性能モデルとなる「RS6e-tron」と思われる車両が初スパイされました!
アウディは2033年までに内燃機関(エンジン)車の開発及び販売から撤退することを発表しています。
しかしながら、嬉しいことにアウディを代表する高性能モデル「RS」の開発については一切手を止めるつもりはなさそうです。
今回は、まだまだ謎多きアウディの次世代EV「RS6e-tron」について最新情報を紹介します。
画像引用元①&ソース:carscoops
画像引用元②:Porsche
アウディ次世代高性能EV「RS6e-tron」プロトタイプ
雪上を走るアウディの次世代高性能EV「RS6e-tron」のプロトタイプと思われる車両です。
まず、アウディのデザインアイコンであるシングルフレームが完全に閉ざされていることが確認できます。
このことから、目撃されたプロトタイプが大掛かりな冷却システムを必要としない電気自動車であることを物語っています。
さらに、厳重なカモフラージュ越しに2024年に発表予定の「A6e-tron」にも採用されている上下に二段で構成されている「スプリットヘッドライト」も確認できます。
ここまでの特徴は次世代EV「A6e-tron」と同じですが、目撃されたプロトタイプが「RS6e-tron」である可能性が高いと判断された理由はブレーキキャリパーの色です。
アウディ次世代高性能EV「RS6e-tron」のプロトタイプと思われる車両の前後に赤いブレーキキャリパーが装備されていることが確認できます。
アウディの「レッドブレーキキャリパー」ですが、基本的に高性能モデルである「S」と「RS」にのみ用意されているオプションです。
つまり、目撃されたプロトタイプは最低でも「S」モデルと推測することが出来ます。
また、ブレーキローターの色を見ると異様に明るいシルバーであることから、アウディ「RS」やポルシェの高性能モデルに設定されている「タングステンカーバイドブレーキローター」である可能性が高いと思います。
タングステンカーバイドブレーキローターは、キャスト炭化タングステンカーバイド処理を行うことで鋳鉄の 10 倍の硬さ(ダイヤモンドの次の硬度)を誇ります。
レースなどでも使用されているセラミックブレーキと同等の制動力と熱安定性を持ちながら、コストは1/3という優れものです。
タングステンカーバイドコーティングのおかげで錆も生じなければ、ブレーキダストも通常ブレーキよりも遥かに少ないというコスパ最高ブレーキです。
タングステンカーバイドブレーキローターの形状は、普通のブレーキローターと全く同じですが、表面がやけに明るいシルバーであることが特徴です。
改めて目撃された次世代EV「RS6e-tron」プロトタイプのブレーキを見てみても、明るいシルバーであるように見えます。
「レッドブレーキキャリパー」と「タングステンカーバイドブレーキ」の組み合わせが可能なのは、アウディの最高性能モデル「RS」だけです。
[getpost id=”8130″ cat_name=”1″ date=”0″]
アウディ史上最強の800馬力
アウディの次世代高性能EV「RS6e-tron」のスペックはアウディ史上最強となる800馬力(811PS)になると予想されています。
もちろん、「RS6e-tron」には高性能モーターが前後に1基ずつ搭載されたデュアルモーター四輪駆動システムが採用されることは間違いなさそうです。
最大トルクは不明ですが、驚異の1000Nm前後になると予想されます。
ちなみに、現在のアウディ最強EVである「RSe-tronGT」のシステム最高出力は645馬力、最大トルクは830Nmです。
「RSe-tronGT」以上のスペックになるのであれば、「タングステンカーバイドブレーキ」を採用するのも納得です。
次世代高性能EV「RS6e-tron」には最新EV専用プラットフォーム「PPE」が採用されることが分かっているので、バッテリーパックの最大容量は最低でも100kWになるでしょう。
気になる充電能力ですが、最大350kWまでの急速充電に対応することが可能になると予想されています。
アウディは次世代EV「A6e-tron」を2024年に発表する予定ですが、比較的早いタイミングで高性能モデルとなる「RS6e-tron」も発表すると思われます。
[getpost id=”9205″ cat_name=”1″ date=”0″]