トヨタとレクサスの中古車(下取車)査定価格の相場が暴落するという情報が入りました。
2020年の新型コロナウィルス蔓延によるパンデミック以降、中古車の価格相場が高くなっていたのは周知のことと思います。
これまで高騰していた中古車査定額ですが、ついに2023年に暴落すると予想されました。
トヨタとレクサスの買取査定価格の相場が暴落すると予想される理由を調べてみました。
トヨタとレクサスの国内振り分けの増加発表が理由!
画像引用元:大阪日日新聞
トヨタとレクサスの買取査定価格の相場暴落が予想された理由は、トヨタとレクサスの国内供給の増加にあります。
トヨタ自動車は2023年1月から日本国内向けの供給をこれまでの4割から5割へ増車する方針を発表しました。
トヨタ自動車は2023年2月の1日当たり14000台という高水準の生産台数を計画していると報じています。
特に生産遅延により納車が滞っていたレクサスの生産に重点を置くと思います。
トヨタ自動車による生産と国内供給台数増加により、2023年1月のトヨタ車とレクサス車の新車登録台数が大幅に増加していました。
ちなみに、トヨタとレクサスともに2023年1月の新車登録台数は2019年1月の台数を上回っています。
トヨタとレクサスの新車納期が短縮されること自体は良いことですが、急激に新車が供給されることで中古車市場に起こるのが中古車の価格暴落です。
2020年から2021年にかけて自動車業界は新型コロナウィルス蔓延に伴う半導体部品不足と生産制限により大幅な生産遅延が発生しました。
特にトヨタとレクサスでは新車の著しい納期の遅延が発生していたため、当然ながらすぐに乗ることのできる中古車の価格は大幅に高騰しました。
実際に、2020年後半から2022年末までの中古車価格は過去に例がないほどの高騰し、それに伴って買取査定価格も最高値となっていました。
しかし、2023年からトヨタとレクサスの国内供給が増加されることで、両ブランドの下取車が大量に発生することが予想されます。
急激な中古車の供給過多となれば当然のことながら中古車価格も急速に下落とみられています。
これまでトヨタとレクサスの査定額に引っ張られ上昇していた他ブランドの査定価格も大幅に下落すると予想されています。
2023年内に中古車の価格は2019年の水準まで戻ると予想されています。
要するに、中古車市場は通常の査定価格に戻るということですが、これまでの査定価格が高すぎたためにその下落幅は大きすぎると言わざるを得ないでしょう。
本当に暴落するかどうかはわかりませんが、中古車市場に価格変動が起きていることは間違いありません。
今後の中古車と買取査定価格の推移に注意が必要です。
現役の新車営業マンに話を聞いてみた!
元自動車営業マンのコネを最大限に活かして、国産の営業マンと輸入車の営業マンの生の声を聞いてみました。
査定価格に戦々恐々としている!とのことです。
元同僚の現役の自動車営業マン(国産車と輸入車どっちも)に聞いてみると、国産車の査定価格が2022年11月頃から下がっていたことには気づいていたとのことでした。
しかし、2023年1月から極端に査定価格が下がってきたというのです。
国産車も輸入車も納期の長期化が問題となっていたため、下取車の価格を保証して契約してもらったケースが多々あるとのこと。
確実に査定額が合わなくなると嘆いていました。
中古車価格と査定価格の下落(暴落)の情報は全国の自動車関連会社へと伝わっているようで、今後の契約においては査定価格の保証は控えるようにと指示が出ているところもあるそうです。
もし愛車を手放そうと思っているのであれば1日でも早い方が高い買取査定額が提示されると思います。