


あなたは覆面パトカーにお世話になったことありますか?
私はあります。すみません!
一般の車の風貌をした警察車両のことを覆面パトカーと呼んでいます。
一昔前までは覆面パトカーを以下の特徴で判断していました。
●見慣れないアンテナ
●車両グレードのエンブレムがない
●8ナンバー(改造申請)
しかし、近年では覆面パトカーの変装が巧妙化しており、上記の特徴は絶滅しました。
正直なところ、相当注意して見ていないと覆面パトカーかどうか見破ることは難しくなってきました。
ということで今回は、覆面パトカーにお世話になった私が覆面パトカーを見分ける方法を紹介します。
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INDEX
覆面パトカーの見分け方とは?
覆面パトカーの見分け方を紹介します。
形状だけでは判断できない!
覆面パトカーの見分け方は、形状だけでは判別できません。
以前は覆面パトカー=セダン車が定番でしたが、最近ではステーションワゴンやミニバン、中にはメルセデスベンツSクラスの覆面パトカーもあります。
よって、「セダン車じゃないから大丈夫!」はとても危険です!
大前提として、全て車種において覆面パトカーになりえる可能性を持っています。
しかしながら、私が見る覆面パトカーはセダン車であることが多いのも事実です。
採用されている車種は、トヨタ「クラウン」、トヨタ「マークX」、日産「スカイライン」などの、俗にいう「3ナンバー」セダン車が多いようです。
ちなみに、セダン車の覆面パトカーのボディーカラーは「白」「シルバー」「黒」しか見たことはありません。
とにかく、ボディーカラーが「白」「シルバー」「黒」の「3ナンバー」セダン車を見かけたら警戒することをお勧めします。
濃い目のリアガラスフィルム(スモークガラス)
画像引用元:MOTA
覆面パトカーの見分け方は、濃い目リアガラスフィルム(スモークガラス)です。
最近の車には「プライバシーガラス」といって色付きのガラスが主流なので、ほとんどの車のリアガラスは薄暗くなっていますよね。
しかし、覆面パトカーのリアガラスは異様なほど黒いです。
なぜなら、覆面パトカーのリアガラスの内側には違反車両のドライバーに指示を出すための電光掲示板が配置されています。
その電光掲示板が透けてみない様に濃い目のリアガラスフィルムが施工されています。
やけに濃い目のリアガラスフィルム(スモークガラス)になっている車両がいたら要注意です!
2つあるセンターミラー
画像引用元:aucfan
覆面パトカーの見分け方は、センターミラーが2つあるかどうかでも判断できます。
パトロール中の覆面パトカーには必ず2人の隊員さんが乗っていて、常に2人で違反車両の警戒にあたっています。
そのため、センターミラーも運転席用と助手席用の2つが装備されているというわけです。
自動車学校の教習車にもセンターミラーが2つ付いていますよね?あれと一緒です。
もし隣の車線を走っている車のセンターミラーが2つあったら、十中八九覆面パトカーなのでご注意ください。
青もしくは水色の制服
画像引用元:乗りものニュース
覆面パトカーを見分け方は、隊員さんが着ている青もしくは水色の制服です。
覆面パトカーでパトロールしているのは、一般道路などでは「交通機動隊」、高速道路では「高速道路警察隊」が担っています。
「交通機動隊」と「高速道路警察隊」では、「交通乗車服」と呼ばれる鮮やかな水色の制服が採用されています。
もし隣の車線を走っている車に乗っている人が水色の服を着ていたら要注意です!
ちなみに、覆面パトカーを運転中はヘルメットを被っていないこともあるので、ヘルメットの有無で覆面パトカーか否かを判断するのは止めましょう。
あと、覆面パトカーの横に並んで運転手を見るとほぼ間違いなく目が合います!
速やかに減速して走行車線に戻ることをお勧めします。
左車線をゆっくり走っている車
覆面パトカーの見分け方は、左車線(走行車線)をゆっくり走っているかどうかです。
覆面パトカーは違反車両が現れるまでじっと耐え忍んでいる為、自ら目立った行動を取ることはありません。
2車線以上ある道を好み、左車線、つまり走行車線にて制限速度以下の速度を保って違反車両に目を光らせています。
そして違反車両を見つけると今までのノロノロ運転が嘘だったかのように烈火のごとく加速して、違反車両の後ろに追従します。
もしあなたの運転する車の後ろに急に車線変更する車がいたら覆面パトカーではないかと疑ってみた方が良いかもしれません。
ご当地ナンバープレートの車
覆面パトカーの見分け方は、覆面パトカーかもしれない車両のナンバープレートがご当地ナンバーかどうかでも判断できることがあります。
警察には「管轄」という一種の縄張りみたいなものがあるため、よっぽどのことが無い限り管轄外ではパトロールしません。
つまり、あなたが今いる地域にいる覆面パトカーはご当地ナンバープレートを装着しているはずです。
例えば、あなたが長野県の高速道路を走行中に覆面パトカーらしき車を見つけたとしても、ナンバープレートが「名古屋」だったら覆面パトカーではないということです。
あなたが覆面パトカーらしき車を見つけたらまずどこのナンバープレートかを確認してください。
ご当地ナンバープレートであれば、覆面パトカーである可能性も高くなります。
しかしながら、高速道路では出入口が決まっているので県をまたぐことがあります。
高速道路では区間によって覆面パトカーが巡回しているので、県境を走行するときは両都道府県のナンバープレートに注意が必要です。
汚れの無いきれいな車
覆面パトカーの見分け方は、車両が汚れの無いきれいな車であるかどうかです。
警察の維持には税金があてがわれています。
つまり、覆面パトカーも国民の血税で購入されているわけです。
まさか国民から買ってもらっている車を汚いまま乗り回すわけにもいきませんよね?
覆面パトカーは毎日ピカピカに洗車されているため、汚い状態でパトロールすることはありません。
前日が雨だろうと雪だろうと、次の日にはピカピカの車でパトロールしています。
なので、汚れの無いピカピカの車両を見たら覆面パトカーと疑ってみても良いかもしれません。
覆面パトカーはセダン車だけとは限らない!
今の覆面パトカーはセダン車だけではありません!
ステーションワゴンやミニバン、コンパクトハッチバック、なんとSUVの覆面パトカーも目撃されています。
今の時代では覆面パトカーかどうかを見分ける為には、一見するだけでは分かりません。
①セダン車じゃないからと油断は禁物!
②濃い目のリアガラスフィルム(スモークガラス)か?
③センターミラーは1つか2つか?
④水色の制服を着ているか?
⑤走行車線をゆっくり走っている怪しい車はいないか?
⑥ご当地ナンバープレートを装着しているか?
⑦不自然なほどきれいな車かどうか?
ある程度接近して上記の項目を全て確認する必要があります。
万が一、あなたが追い越した車が覆面パトカーだった場合は、ブレーキで減速せず、アクセルを離して速やかに左車線へ車線変更を行うことをお勧めします。
スピード違反の場合、覆面パトカーで追尾して速度を計測する必要があります。
そのため、アクセルオフで車線変更すると速度の計測が出来ないので止められないかもしれません。
しかし、スピード違反では止められないかもしれませんが、何か理由を付けて止められる覚悟はしておいた方がよいでしょう。
何事にも絶対はありませんので、あしからず。
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覆面パトカーはルールを守れば怖くない!
覆面パトカーの見分け方を紹介しましたが、ルールを守って運転すれば覆面パトカーはまったく怖いものではありません。
あなたがルールを守って運転すれば、そもそも一生懸命になって覆面パトカーを見分ける必要もないというわけです。
世の中には色んなドライバーがいます。
パトカーの前ではみんないい子ちゃんになります。
覆面パトカーはそんななんちゃっていい子ちゃんを取り締まる存在です。
覆面パトカーがいるから、その存在を疑ってドライバーはルールを守った運転を心掛けます。
覆面パトカーのお世話にならない一番の方法は、覆面パトカーを見分ける事ではなく、運転のマナーとルールを守ることです。
今日も安全運転で宜しくお願いします。