VWが次期新型「ゴルフ」のエンジン開発の打ち切りを決定!後継モデルは2028年以降に?

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フォルクスワーゲンエンブレム

フォルクスワーゲン(以下:VW)を代表する車と言えば「Golf(ゴルフ)」と答える人は多いでしょう。

日本のみならず、世界中で絶大な人気と販売台数を誇る「ゴルフ」に大きな変化が起こりそうです。

2023年4月2日、VW(ドイツ)は「ゴルフ」の次世代エンジンの開発を打ち切る計画であることを明らかにしました。

これまで新型となる9代目「ゴルフ」が発売されないという噂があったものの、VWは「9代目が発表されないのは憶測にすぎない」と突っぱねていました。

それだけに、VWが明らかにした計画は事実上の次期新型「ゴルフ」開発打ち切りを意味しています。

1974年から販売されていたエンジンを搭載した「ゴルフ」の歴史が終わりを迎える時が来てしまったようです。

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ソース:REUTERS

目次

現行「ゴルフ8」が最期のエンジンモデル

VWゴルフ8

現在販売されている8代目「ゴルフ」が最期のエンジンモデルになります。

VWが次世代エンジンの開発を打ち切った以上、待てど暮らせど次期新型「ゴルフ」のエンジンモデルが市場に投入されることはありません。

遅かれ早かれ「ゴルフ」に乗りたいと思っているのであれば、現行モデルが販売されている間に決断する必要があるでしょう。

ちなみに、VWは2024年に「ゴルフ」のマイナーチェンジを予定しているので、長く乗るなら改良新型「ゴルフ」を狙うのもアリだと思います。

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次世代エンジンの開発打ち切りの理由とは?

VWが新型「ゴルフ」に搭載するはずだった次世代エンジンの開発を打ち切った理由は、採算が合わないからだと思います。

新車開発に必要な費用の総額は約1000億円と言われており、開発が長引けばそれ以上の費用が必要になります。

ただでさえ新車開発にお金がかかるのに、ICE(内燃機関エンジン)の排ガス規制は年々厳しくなる一方です。

地球温暖化の原因である「二酸化炭素」の排出を極限まで抑えつつ、「燃費」と「パワー」を両立したエンジン開発には想像を絶する開発費用が必要になります。

特に低排気量(1.0~1.5ℓ)エンジンの開発においては、さらなる「燃費改善」と「パワー向上」が求められるため開発は極めて困難であることは想像に難くありません。

当たり前の話ですが、それだけ手間暇かけたエンジンの開発費用は高額になるというわけです。

しかしながら、低排気量のエンジンは比較的にコンパクトモデルに採用されています。

「開発コストが高いエンジン」を搭載してるのに、「販売価格を抑えなければならない」コンパクトモデルは、メーカーからすれば「費用対効果が少ないモデル」になりますよね。

ここで「ゴルフ」の話に戻りますが、「ゴルフ」は「輸入車の入門モデル」と言われるほど、高級と思われている輸入車としてはお買い求めしやすい価格設定になっています。

まさに「ゴルフ」は「コストが関わる割には利益が少ないモデル」と判別されてしまったようですね。

残酷なようですが、企業はボランティアではなく、利益を出し続けることで国に税金を納め「社会に対する会社の存在意義」を示す必要があります。

VWは「利益率の少ないゴルフ」の販売を止めて、「利益率の高いゴルフ」の開発を行う判断をしたと言えますね。

ちなみに、フォルクスワーゲングループ傘下のアウディのエントリーモデルである「A1」と「Q2」も同じ理由で廃止されることが決定しています。

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「ゴルフ」後継モデルはEVになる!

VWID.3

画像引用元:レスポンス

「ゴルフ」の後継モデルは電気自動車(EV)になる予定です。

エンジンを搭載した「ゴルフ」は無くなりますが、「ゴルフ」というモデル名称は引き継がれる予定となっています。

やはり、VWを代表する「ゴルフ」という名称は永遠に不滅ということでしょう。

しかしながら、VWブランド責任者のトーマス・シェーファー氏によると、「ゴルフ」の後継モデルの発表は早くても2028年になる見通しになるとのこと。

2019年にフルモデルチェンジした8代目「ゴルフ」のマイナーチェンジが2024年であれば、その4年後の2028年に新生「ゴルフ9」が発表されてもなんの不思議もありません。

次期新型「ゴルフ」は確実に電気自動車(EV)になることはほぼ確定していると言っていいでしょう。

もしあなたがガソリンエンジンを搭載した「ゴルフ」を検討しているのであれば、今がチャンスかもしれません。

今のところ噂ですが、VWが展開する電気自動車シリーズ「ID.3」もしくは「ID.2」が次世代「ゴルフ」となるようですね。

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この記事を書いた人

クルマ好きが高じて自動車業界に就職。国産ディーラーと高級輸入車ディーラーの営業マンとして15年以上従事し、合計1000台以上の新車・中古車の販売に携わりました。クルマが大好きな自動車営業マンが大好きな自動車に関するのお役立ち情報や最新モデルの情報を独自の観点から発信しています。

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