アウディの電気自動車「e-tronスポーツバック」に試乗インプレ!評価は?

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この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

アウディ初の電気自動車となる「e-tronスポーツバック」に試乗しました。

アウディが目指すのはアウディの四輪駆動システム「quattro」を搭載する電気自動車ということもあり、期待と不安が入り混じる試乗となりました。

アウディe-tronスポーツバックは前輪軸と後輪軸にそれぞれ1つのモーターを持つ2モーターを採用することでブランド初の電動四輪駆動を実現しています。

システムの最高出力は265kW、馬力に換算すると約360PS。

システムの最大トルクは561Nm、ガソリンエンジンで例えると6Lエンジンに迫る驚異的なトルクを発生させることが出来るユニットが搭載されています。

車好きならこのスペックを見て黙っているわけはありませんよね?

「一度乗ってみたいなぁ~」なんて思っていたある日、アウディの担当者からA3スポーツバックの点検の案内の電話がかかってきました。

そして担当者から「e-tronスポーツバックの試乗車ありますよ!」という驚くべき一言が!

最短の日にちで点検を予約してアウディe-tronスポーツバックに乗ってきました!

ということで、アウディ初の電気自動車「e-tronスポーツバック」の試乗インプレと評価をしてみます。

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アウディe-tronスポーツバック試乗車

まずは今回の試乗した「e-tronスポーツバック」からご紹介します。

Audi e-tron Sportback 1st edition
モーター フロントモーター+リアモーター
最高出力(ブースト時)[kW/PS] 265kW/360PS(300kW/407PS)
最大トルク(ブースト時)[Nm] 561Nm(664Nm)
トランスミッション 固定式(1速のみ)
駆動方式 quatto(アウディの四輪駆動システム)

気になる車両本体価格は、なんと¥13,270,000 !!

身の引き締まる思いです。

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アウディe-tronスポーツバックの試乗インプレ

アウディe-tronスポーツバックの試乗で最初に驚かされたのは、ドアを開けた瞬間です。

ドアを開けようとドアノブを引いた瞬間に「トンッ・・・」と手に何の衝撃も無く、ドアが開きます。

一般的な車のドアであれば、ドアノブを引いた瞬間に「ドンッ」と明らかに「ドアを開けた」!という衝撃が手に伝わってきますよね?

しかし、アウディe-tronスポーツバックでは、その衝撃が皆無です。

アウディe-tronスポーツバックには、ドアノブを引いた瞬間にドアとボディを連結しているロックをモーターで一瞬にして解放するシステムが搭載されています。

よって、ドアノブを引いた時に手に感じるロックが外れる「ドンッ」衝撃がなく、ビックリするほど軽く、そして静かにドアがリリースされる構造になっています。

ドアを開けるとこのような風景が広がります。

アウディe-tronスポーツバックのインテリアの第一印象は、ボタンの無い洗練されたシンプルなインテリアです。

アウディのハイエンドモデルに搭載されている10インチと8インチのツインタッチパネルモニターが、先進性を感じさせます。

アウディe-tronスポーツバックの「アウディバーチャルコックピット」は他のモデルと違い、表面にガラスパネルを採用されているので高級感と特別感を感じることが出来ます。

アウディバーチャルコックピットはステアリングの左にある「VIEW」ボタンで切り替えることが出来ます。

スタートボタンを押すと、システムが起動し室内が華やかになりました。

当然のことですが、電気自動車なので無音!!

シフトセレクターは斬新なデザインになっていて、パームレストの先端にあるシルバーのパーツを前後にスライドする仕組みになっています。

それでは試乗してみます。

アクセルを踏むと「クォーン」という新幹線の発進音のような音が室内に響きます。

加速は電気モーターならではのトルクフルな印象で、立ち上がりにラグはありません。

エンジン音がないのでロードノイズが気になるかなぁと思っていたのですが、エアサスペンションということもあって乗り心地も静粛性も高いです。

電気自動車に採用されているワンペダル(アクセルを抜くとブレーキをかけたように減速する電気自動車特有の機構)ではないので、とても乗りやすいです。

アクセルを離すと惰性運転に切り替わり、減速する感覚はありません。

ステアリングの後ろにあるパドルシフトの「-(マイナス)」を引くと、デジタルメーターの左にある出力メーターが「CHARGE」側へと移行します。

エンジン車でアクセルを離したときのエンジンブレーキのような緩やかな減速があり、もう一度「-(マイナス)」を引くとブレーキをかけたような強い減速へと変わりました。

それでは「ブーストモード」にしてみましょう。

シフトセレクターを手前にスライドさせると「D(ドライブ)」から「S(スポーツ)」へと切り替わります。

そうすると出力メーターの右側の「BOOST(ブースト)」)が解放されます。

アクセルを全開にすると、出力メーターは一気に「BOOST」まで回ります。

「クゥーーーーン」という独特のモーター音を響かせながら2,560kgの車体をグイグイ加速させます。

この力強い加速感はアウディA4の高性能モデルである「S4」の加速にそっくりです。

「e-tronスポークバック」の加速は「S4」の高性能3.0ℓのV6ターボエンジンに匹敵する走行性能です。

「S4」のようなレーシーなエンジン音はありませんが、SF映画のような未来的なモーター音は新鮮ですね。

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アウディe-tronスポーツバックの評価

アウディ初の電気自動車「e-tronスポーツバック」をしっかりと堪能させてもらいました。

e-tronスポーツバックはアウディの走りの哲学がしっかりと反映されたEVであることがわかりました。

アウディは電気自動車F1である「フォーミュラE」に参戦し、積極的なモーター開発を行っています。

フロアに重たいバッテリーを敷き詰めることで重心を低くしたり、空力を徹底的に研究することで空気抵抗や風切音を低減しています。

アウディのデザインアイコンである「シングルフレームグリル」の大部分は塞がれています。

冷却が必要な場合は風を中に取り込みますが、必要のないときはグリルの中のフラップが閉じていて風がないってこない構造になっています。

左右のサイドエアインレットはデザインだけのダミーかと思いきや、よく見るとバンパーの後ろが見えています。

走行によってこのスリットを通った空気はまるでエアカーテンのような気流になりフロントタイヤの横を通ります。

フロントタイヤが回ることで起こる乱気流をそのエアカーテンが整流することで風切音と空気抵抗の低減に繋げています。

前後2基のモーターはまるでアウディの高性能シリーズ「Sモデル」のようなスポーティな走りを楽しめるほどトルクフルで安定感のあるパワートレインです。

よって、アウディe-tronスポーツバックの評価は「優良」と判断します。

「電気自動車なんてつまらない」と食わず嫌いをしていた自分が恥ずかしいです。

アウディe-tronスポーツバックのここが気になる!

アウディe-tronスポーツバックの試乗で気になった点を紹介します。

まず一つ目はシートメモリーボタンの場所です。

アウディe-tronスポーツバックにはドライバーのシートポジションを記録するシートメモリー機能が装備されていますが、ボタンの位置が不便なのです。


「シートメモリーボタンがドアグリップの下ってどんだけ遠いんだよ!」と思ってしまいました。

確かに一度使えばめったに使用しないものかもしれませんが、もっと他に場所があったのではと疑問に思う点でした。

次はドリンクホルダーの場所です。

アウディe-tronスポーツバックのドリンクホルダーはシフトセレクター後方にあるこのボックスの中にあるのですが、結構使いにくそうなんです。

ボックスの底のスライド式のシャッターを開けるとドリンクホルダーが現れるのですが、ボックスが意外と深いため使いにくいんです。

このボックス自体の蓋がないので、基本的にアームレストを前方にスライドして使用することになるのですが、そうするとドリンクを取るたびにアームレストを上げるか下げるかしないと邪魔になります。

従来の車ではトランスミッションがあるのでこのような底の深いボックスは設置できません。

前後独立したモーターを搭載できるe-tronならではのお家芸なのでしょうが、せめて縦ではなく横並びにしてくれたら良かったのになぁと思いました。

最後はボンネットの中のボックスです。

アウディe-tronスポーツバックにはエンジンや大掛かりな冷却装置がないので、ボンネットの中にはスペースに余裕が生まれます。

そのスペースを有効に活用しようとボックスが設置されています。

ボンネットを開けると、一瞬エンジンが入っているのかと思ってしまうようなカバーが目に入ります。

開けてみるとなんとストレージになっていました。

ボックスの深さは低いところで10cm程度、深いところで15cm程度といったところでしょうか。

担当者が言うには充電器が入っていたとのことです。

このボックスはいい意味で気になる点でした。

スペースを徹底して活用する姿勢が感じられるからです。

アウディe-tronスポーツバックのバッテリーは床に敷き詰められるような形で設置されている為、ラゲッジスペースも広く設計されています。

普段あまり使用しないものをフロントのボックスに入れられることで、使用頻度の高いラゲッジスペースを有効活用することでできます。

アウディe-tronスポーツバックに乗って電気自動車を見直しました。

充電設備のインフラなどの問題が解決さえすれば電気自動車もありですね。

まぁアウディe-tronスポーツバックの1300万円という価格は無理なので、これからアウディがA3くらいの電気自動車を出してくれることを願っています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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